17日、ネット掲示板「2ちゃんねる」内でジャーナリスト安田浩一氏の殺害予告が書き込まれるという出来事があった。

市民団体「在日特権を許さない市民の会」(以下「在特会」)に関するスレッドで起こった殺人予告は、同団体を取材したルポ『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』(講談社)の著者である安田氏に対し、青眼皇帝なるハンドルネームのユーザーが「保守の分断を目論んでいる」「アイツは殺さなければならん」などと書き込んだ。

その後、掲示板には「これは犯罪」「もうすぐ警察がくるよ」など、書き込んだユーザーを批判するコメントが殺到、「殺意はなかったとしても安田氏本人にとってみれば脅威である」などの理由から、書き込みを撤回し謝罪を求める意見も見られた。

これに対し同ユーザーは当初「俺は謝罪など死んでもせん」と書き込むなど、強気な姿勢を見せていたが、この手の書き込みで逮捕された過去の事例やネット掲示板における警視庁の対応例など、関連情報が次々にアップされ、さらには「今通報してきた」といったコメントが相次ぐや、事態の深刻さに気付いたか「殺意はなかった」と抗弁した。

しかし、掲示板の反応は冷たく、安田氏本人もツイッターで同書き込みに言及したことから、青眼皇帝氏は態度を180度変え、丁寧な謝罪文を数回に渡って掲載。翌18日には「今日交番に相談した以外は誰に相談すればいいのか分からず絶望的です」と綴るなど、むしろ追い込まれている様子をうかがわせた。

一連の騒動を受け、ネット掲示板では「ここまで清々しいほどヘタレな奴は初めて見た」と呆れる声が続出。ハンドルネームをもじって「皇帝ともあろうお方が…」などと皮肉る書き込みも見られたが、事態は結局、安田氏が「青眼皇帝さん。もういいですよ。安心してください。今夜はゆっくり眠れますのうに。」とツイートして収束した。

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