人気モデルのアギネス・ディーンが、スコットランドの農村部を舞台にした新作映画に出演することがわかった。

これは、現在開催中の第65回カンヌ国際映画祭で明らかにされたもの。イギリス出身のアギネスが挑戦するのは、同国人のテレンス・デイヴィス監督の新作『サンセット・ソング/Sunset Song』で、『戦火の馬』のピーター・ミュランと共演するという。原作はスコットランドの作家、ルイス・グラシック・ギボンが1932年に発表した同名小説だ。

アギネスが演じるのは、スコットランド北東部に住む貧しい農夫の娘、クリス・ガスリー。母親が亡くなり、父親も病に倒れる中、彼女は農場や家族を支えるために奮闘するという。クリスにはさらに、父親との"ひどい関係"や、第一次世界大戦に徴兵される新婚の夫との別れなど、さまざまな困難が襲いかかる。

「脚本を読んで、登場人物にすっかり夢中になってしまったの。だからテレンスと仕事ができるのをとても光栄に思っているわ。彼はとても素晴らしい監督だもの。クランクインが待ち遠しいわ!」と、アギネス。

彼女は2010年の映画『タイタンの戦い』で、ギリシャ神話に出てくる愛の女神アフロディーテを演じているほか、今年初めには『ザ・レジャー・ソサエティ/The Leisure Society』で舞台デビューも果たしている。