(ネタバレ注意)アニメ「さんかれあ」第7話、左王子欄子は、あの時たしかに、千紘に惚れた

写真拡大


(画像:amazon.co.jpより)
(C)はっとりみつる・講談社/さんかれあ製作委員会

第7話「おさな…なじみ…」
左王子欄子。千紘の幼馴染で、散華女子学園の2年生。母は懐石料理店「左王子」の女将で、父は料理長。彼女は、幼い頃から店の手伝いをしていた。

そんな彼女が千紘と初めて出会ったのは、幼稚園の頃だった。

・王子様
欄子は、一人墓地で迷っていた。墓地には誰もおらず、静かで不気味だった。怖さのあまり、欄子はついに泣き出してしまった。

しばらく泣いていると、ふと目の前に誰かがいる事に気がついた。そこには、一人の少年が立っていた。こちらへ手を差し伸べている。

少年は、不気味な墓地を特に怖がりもせず、欄子の手をひっぱっていった。欄子は、自分を助けてくれる王子様が現れたのだとその時は思った。

・少年の正体
翌日、紫両寺の住職が少年の正体を教えてくれた。彼の名は降谷千紘。住職、降谷 呶恩の息子だそうだ。年は欄子より一つ下。欄子はさっそく、千紘と仲良くなりたいと思い、一緒にあそぼうと誘ってみた。

彼は、どんな事が好きなのか。そう思っていると、千紘は欄子を部屋へ招き入れ、ビデオを再生した。それは一体何なのか。映画なのかな? そう思って一緒に見ていると、画面いっぱいにゾンビが咆哮を上げる映像が映しだされた。
 
欄子は思わず悲鳴を上げ、部屋から出てしまった。しかし、千紘はそんな恐怖の映像を食い入るように見ていた。このままめげてはいけない。欄子は無理やりビデオを止め、千紘を外へと連れだした。

何か共通の趣味はないものかと欄子は千紘に色々聞いてみたが、彼の口から出てくる物といえばゾンビばかり。挙げ句の果てには、サクラの木の下には死体が埋まっているのだと言い出し、掘り起こそうとする始末。

ついには、近所の男子にいじめられてすぐに泣き出し、走りさってしまった。

欄子が想像していた”王子様”とはかけ離れており、欄子の恋心も冷めていた。

・再会
欄子が、千紘と再会したのは2年後の事だった。欄子が6歳の頃、父が経営していた懐石料理店「左王子」を移転し、千紘とは近所同士となった。

それからしばらくして、母の誘いで千紘が家に遊びに来たのだ。しかし彼は相変わらず、ゾンビ関連の本に読みふけるばかり。彼は、何一つ変わっていなかった。

恋心は冷めたとはいえ、従姉弟なのだから面倒を見なければならない、そう思った欄子は一緒に何かして遊ぼうとさそうが、やはり彼は人と遊ぼうとしなかった。

誘っても全く動こうとしない千紘に、心が折れかけていた欄子。そこへ母が助言を出した。欄子が見たがっていたアニメのビデオ、千紘と一緒にレンタルショップへと借りにいき、一緒に見なさいよと。

・左王子欄子は、あの時たしかに、千紘に惚れた
アニメのビデオを借りに行ったはずだが、店から出て来た時に千紘の手に握られていたのは、ゾンビ映画の新作だった。レンタルビデオ店の店主曰く、千紘はわずか5歳にして、ゾンビ映画を字幕版で楽しめるというのだ。

しかし、アニメが見たかった欄子にとっては、そんな事はどうでもいい情報だった。

このゾンビ映画は絶対に面白い、私はアニメが見たかった。そんな押し問答を繰り返しながら歩いていると、目の前に凶悪な顔をした犬が現れた。唸り声を上げている犬は、今にも噛み付きそうだ。急いでその場から逃げようとする千紘だが、欄子はひざをついて震えるばかり。

千紘も、犬は怖い。しかし、このままでは欄子が犬に襲われてしまう。

千紘はふるえながらも、空き地においてあった鉄パイプを拾い上げ、犬の前に踊りでた。

欄子が泣きながら怯えているその目の前で、千紘は目をつむりながら鉄パイプを無我夢中で振り回した。

それが、臆病で弱い彼に出来る精一杯の事だった。

10歳の頃には、もう間違いなく欄子は千紘の事が好きだった。初めてのキスは、どんな感じがいい?そんな事を
千紘に聞いていた。

このまま、ゆるやかにお互いの心が近づき、いつか結ばれればいい、そう思っていた。千紘と、礼弥が目の前でキスをする所を見るまでは。

【記事:フェイトちゃん】

▼外部リンク
さんかれあ
さんかれあ 1 【初回限定特典:はっとりみつる先生描き下ろし礼弥成長記録写真&保存用アルバム】 [Blu-ray]