ヴァンパイア役のジョニー・デップはわざと昔の“どうらん”を使って古めかしい白い顔を演出したり、爪にも工夫がされ、手の動かし方にも気を使ったのだそう。
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先日、今週末に公開される映画『ダークシャドウ』に合わせてティム・バートン監督とジョニー・デップが来日しました。2人とも親日家としても知られ、サインを求められるといつまでも……という手厚いファンサービスも有名。今回の会場でも予定時刻が30分遅れてしまうほど(!)、ファンの方々との交流を大事にしたティム・バートン監督とジョニー・デップが贈る最新作『ダークシャドウ』は、デート映画にもぴったりです。

まずはストーリーからご紹介しましょう。

ストーリー


時代は、18世紀。主人公の青年バーナバス・コリンズ(ジョニー・デップ)は、イギリスから家族と共にアメリカに移住し、お屋敷の中で、裕福に暮らしていた。ある日、彼が“お遊び”でつきあった召使いの魔女アンジェリークの恋の恨みを買い、最愛の人を奪われてしまう。

しかも、バーナバス自身は、不死のヴァンパイアとして生き埋めにされてしまった。

それから200年後の1972年。バーナバスは長い眠りから目を覚まし、ヴァンパイアとして子孫の前に現れるも、コリンズ家は没落。貧しい生活を送っていた。そこで、バーナバスは一家の復興を誓うが、自分をヴァンパイアにした魔女のアンジェリークが、またもや立ちはだかり……。

本作は、60年代後半にアメリカで当時としては異例の大ヒットをしたお昼のドラマシリーズを、ティム・バートン監督が全作のエッセンスをちりばめて映画化。監督はもちろん、ジョニー・デップも幼い頃大好きな番組だったそうで、その思い入れが伝わってくるほど、遊び心満載に仕上がっています。

なりたくなかったヴァンパイアを演じるジョニー・デップ


主演のジョニー・デップは無理やりヴァンパイアにさせられ、200年後の今に蘇ってしまうという、運命に翻弄されっぱなしのバーナバスを熱演。彼がエレガントに振る舞おうとすればするほど現代の私たちにとっては面白い(笑)……そんな役どころを見事に演じています。時には、魔女アンジェリカの色仕掛けに引っかかってしまったり、運命の女性には現代風にアプローチできなかったりと、エレガントなはずの彼が取り乱してしまうシーンは女性としては心くすぐられてしまうかも。

インパクトだらけの女性キャスト陣


本作では、圧倒的な存在感を放つ女性キャスト陣がいっぱい。魔女アンジェリカ演じるエヴァ・グリーンはセクシー&美しすぎて&大迫力の怖さ(笑)。世界で最も怖いのは女性だと改めて感じます。

また、同作の大ファンだったというミシェル・ファイファーや、バートン監督の常連、ヘレナ・ボナム=カーター、そして、ハリウッドで最も注目されている女優のひとり、クロエ・モレッツも参加。どの女性もひとクセある、一度見たら絶対忘れられない女たちを熱演。これだけの女性に囲まれても存在の消えないジョニーって、やっぱりスゴい……。

細部にいたるまで、楽しんで


ティム・バートン監督作のお楽しみといえば、そこで繰り広げられる独特の世界観。本作でも、18世紀のクラシックでエレガントな時代から、ヒッピーやプラスチックの置物のようなヘンテコな物が流行った70年代まで、街並や建物、インテリア、衣装、あらゆるシーンに愛情とこだわりが注がれているので、スクリーンの隅から隅までぜひチェックしてみて。

ちなみに、ヴァンパイア役のジョニー・デップはわざと昔の“どうらん”を使って古めかしい白い顔を演出したり、爪にも工夫がされ、手の動かし方にも気を使ったのだそう。そう、バートン監督作は細部を知れば知るほど面白くなるのです。

デート映画にも!


ティム・バートンといえば、女性にも男性にも人気がある数少ない監督のひとり。今回も恋愛あり、家族愛あり、バトルもあり、と様々な要素が詰まっていて、さらには70年代のオマージュともいうべき、様々な音楽や人物も登場。それだけに色々な角度から楽しむことができるので、一緒に見た人との会話も弾みそう。ちょっと気になる相手をお誘いする作品としてもうってつけ。幅広い層に楽しんで頂けそうです。
(mic)

映画『ダーク・シャドウ』
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、エヴァ・グリーン、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム=カーター、クロエ・モレッツ、ガリバー・マクグラス、ジャッキー・アール・ヘイリー、ベラ・ヒースコート

5月19日(土)、丸の内ルーブル他全国ロードショー!