インターネットのグルメサイトやクチコミサイト、そしてB級グルメに精通している評論家や一般グルメ人たちから情報を集めたところ、東京でいちばん美味しいハンバーガー屋は『A&G DINER』というお店らしい。確かに、『食べログ』でもハンバーガーランキングで1位になっている。

シャレオツな街として有名な神宮前に店舗があるらしいが……。ハンバーガーを「もう許して!」と思うほど思いっきり食べたい! ということで、実際に『A&G DINER』に行って東京でいちばん美味しいハンバーガーを食べてみた。はたして美味しいのだろうか? シャレオツなだけでマズかったら悲しいが……。

・かなり狭いので1〜2名向け
店内に入ると、限りなく狭いスペースにテーブルと椅子があった。大人数で行くには狭すぎるため、1〜2名が最適な人数といえよう。多くても4人といったところか。道路沿いのテラスにも2名が座れる席が用意されていたが、今回は運が良く店内で食べることができた。
 
・注文を受けてから調理
記者は一番人気のベーコンチーズバーガーとフィッシュ&チップス、そして飲み物はモヒートを注文。ここの料理はどれも注文を受けてから作るようで、フィッシュ&チップスが出てくるまで5〜6分ほど時間を要した。ベーコンチーズバーガーは15分ほど時間がかかった。
 
・あまりにもジューシィーな食材たち
記者の目の前に出されたベーコンチーズバーガーは、上から見ても、横から見ても、どこからみてもビッグサイズ! それでいて具がジュワァーッと肉汁やウマミエキスを放出しており、見ただけでジューシィーなのがわかる。

ここのハンバーガーはどれも具がギッシリと入っているため、手でつぶして圧縮してから食べないと食べにくい。記者はベーコンチーズバーガーをギュギューッと押し潰す。すると、ただでさえジュ〜ンとあふれ出ていた肉汁がブボボモワ〜ッと大放出! は、は、早く食べたい!

・食材すべてがマッチした完璧なるハンバーガー
圧縮したベーコンチーズバーガーをガブリと思いっきり食べる。ピキーーーー! 頭の中で何かがキレた音がした。なんだこれは! いままで食べていたハンバーガーはなんだったの!? パンが持つ小麦のウマミ! チーズが持つ芳醇な深み! ベーコンが持つジャンクな香ばしさ! ハンバーグ(パティ)が持つ肉汁の犯罪的な味わい! レタスが持つシャキシャキな食感! トマトの持つスッキリとした酸味! 全部キターーーーーーーーーーーー!
 
・妥協しないハンバーガーへの熱意を感じた
ベーコンとハンバーグ、そしてチーズがサンドされたハンバーガーは、「まずく作る方が難しい」というのは事実だ。そこに塩とコショウをふりかければ「そこそこの味」になっちゃうのだ。しかし、だいたいのハンバーガー屋はパン(バンズ)と食材の食感が噛み合っておらず、いくら具が美味しくてもパンに違和感を覚えることが多々ある。

しかし、『A&G DINER』は違った。ベーコンは香ばしくてサックリとした食感とウマミを出して、ハンバーグは柔らかいウマミを出し、チーズはそれらを包みこんで上品な味にグレードアップ。ややオイリーなそれらの食材をパリッとした食感のレタスが抑制し、ダメ押しでトマトの酸味がフレッシュ感を出す。

そしてそれらすべてのまとめ役としてパンがステージに立ち、「ワイワイガヤガヤとしているカオスな食材たちをまとめあげる」のだ。パンは自分の味を強く出さず、あくまでまとめ役の裏方として存在しているのが素晴らしい。ここまで具とパンの関係を最適化し、徹底して作られたハンバーガーがこの世に存在するだろうか?
 
・このハンバーガーは味覚神経をハックする
ハンバーガーは高級であってはいけない。あくまでジャンクな食べ物であり、ハンバーガーの前では男も女もセレブも大統領も、みんな笑顔でいられるべきである。このハンバーガーを目の前にしたら、誰もが笑顔でいられるのは確実である。すべての食材がお互いを高め合い、食べる者たちの味覚神経をハックするのである。
 
・フライドポテトのこだわり
フライドポテトのこだわりにも注目したい。ハンバーガーの付け合わせとして出されるフライドポテトは皮つきだが、フィッシュ&チップスのフライドポテトはストレートタイプのものとなっている。記者がオススメしたいのは、フィッシュ&チップスのほう。

表面がザラついており、そこにスパイスがよくからみついて「キリッとした美味しさ」と「ザラリとした食感」の双方を堪能することができるのだ。ハンバーガーとフィッシュ&チップスの両方を注文してもタイプの違うフライドポテトが出てくるので、飽きがこないのも嬉しいお店の配慮である。
 
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 A&G DINER
住所 東京都渋谷区神宮前3-41-2 岡本ビル1F
時間 平日11:30〜22:30 / 日祝11:30〜18:00
休日 火曜日
 
Correspondent: Kuzo


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