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 女子ボクシング・ミドル級でのロンドン五輪出場を目指したお笑いコンビ、南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代(33=よしもとクリエイティブエージェンシー)の夢が砕け散った。

 五輪出場権を懸けた「アマチュアボクシング女子世界選手権」(中国・秦皇島)に出場したしずちゃんは、5月14日の2回戦で、シャフトーザ・ニザモワ(ウズベキスタン)に3回1分54秒、レフェリーが試合を止めるRSC(レフェリーストップコンテスト)で勝利。国際試合で初勝利を挙げた。

 翌15日の3回戦で、アンドレア・シュトローマイヤー(ドイツ)と対戦したしずちゃんは、1回1分56秒、3度目のダウンを喫し、RSCで敗れた。

 五輪出場権を得るには、今大会でアジア最上位になる必要があったが、中国選手とカザフスタン選手がベスト8入りしたため、アジア最上位はならず。事実上、五輪への道はついえた。

 悲願がかなわなかったしずちゃんは、「まだ全然やれる前に終わってしまった。悔しいとしかいいようがない。今日まで精いっぱいやってきて悔いはないが、最後まで闘いたかった」と涙。

 まだ、今大会後に選考されるアジア枠1が残っているが、世界選手権での成績やこれまでの戦績、世界ランク(32位)からして、しずちゃんが最後の枠に選ばれる可能性は限りなくゼロに近い。

 現行ルールでは女子ボクシングの定年は35歳と規定されている。国際アマチュアボクシング連盟(AIBA)では、この定年を引き上げる協議を進めている。その結果次第では、4年後に37歳になるしずちゃんにも再挑戦の資格が生まれるが、しずちゃんは「(今後は)今はまだ分かりません」と語った。

 カンボジアに国籍を変えて、男子マラソンで五輪を目指した猫ひろし(34=本名・滝崎邦明=WAHAHA本舗)は、カンボジア代表に選ばれながらも、国際陸連の横やりにより、五輪出場が消滅。猫とともに、お笑い界からの五輪挑戦が注目された2人だが、共倒れに終わった。

 猫は4年後に再びカンボジアから、チャレンジすることを表明したが、しずちゃんが今後どのような決断を下すか、注目が集まる。
(落合一郎)