スクウェア・エニックスのiPhone&iPad向けゲーム『拡散性ミリオンアーサー』。最近になって物議をかもしている「コンプガチャ」システムを導入したとたん「コンプガチャ規制」の噂が出て、メーカーとしては二度目の冷や汗を流したのではないだろうか? 一度目の冷や汗は「アップル社の審査が通らなかったとき」のときである。

コンプガチャのイメージもあって『拡散性ミリオンアーサー』を悪いイメージで見ている人もいるかと思う。しかし実際にプレイした感想をいえば、非常に秀逸なデキのゲームであり、開発者たちが「どうすればプレイヤーが楽しんでくれるのか?」を徹底して研究しているのがわかる。

『拡散性ミリオンアーサー』は冒険を進めていくゲームで、進めれば進めるほど体力が減っていく。体力が0になると進むことも戦うこともできないが、時間が経過すると体力が回復してまたゲームを進めることができる。

基本的に無料ゲームだが、体力が0でも「お金を払って回復薬を買えば体力を回復させることができる」。つまり、体力回復のため時間の経過を待たなくてもいいのだ。また、強い仲間が欲しいときは「お金を払って強い仲間が出やすい有料ガチャ(くじ)をひくことができる」。つまり、有利にゲームを進めることができるのだ。

有料ガチャで「あらかじめ決められた仲間」をそろえるとコンプリートしたことになり、コンプリートしないと手に入らない「新たな仲間」が手に入る。それがいわゆる「コンプガチャ」といわれているシステムだが、正直『拡散性ミリオンアーサー』はコンプガチャなんてなくても楽しめる。
 
・『拡散性ミリオンアーサー』のお金の儲けどころ
1. 有料アイテムを買ってもらう → プレイヤーはスムーズにゲームを進められて嬉しい
2. 有料ガチャをひいてもらう → プレイヤーは強い仲間が手に入り嬉しい
3. コンプガチャイベントで有料ガチャをもっと買ってもらう → プレイヤーはレアな強い仲間が手に入り嬉しい

問題点: しかしコンプガチャはコンプリートするためにお金をどんどんつぎ込むプレイヤーが出てくる可能性があり問題
 
ここまでおもしろいゲームを作った開発者は尊敬しているし、こういうことを言われるのは利益をあげなくてはならないメーカーとして嬉しくないかもしれないが、『拡散性ミリオンアーサー』はコンプガチャがなくてもじゅうぶん楽しい。だからプレイヤーからすれば、コンプガチャはなくても問題ない。
 
・どうして他社の同タイプゲームより『拡散性ミリオンアーサー』がおもしろいと感じるのか?
1. パッケージゲームと同様のクオリティで映像、物語、作り込みしている
2. お金を払わなきゃ進めないと思うほどの難関がない
3. 他のプレイヤーとの繋がりや戦いが他社ゲームより「重要かつ深い」
4. バグやエラーが発生するたびに有料アイテムが無料で配られるからレアも手に入る
※ごめんなさい。4は良い意味での皮肉です
 
もちろん、『拡散性ミリオンアーサー』がアイテム課金やガチャ課金で利益をあげていく計画なのは間違いない。なかでもコンプガチャは「稼ぎ頭」ともいえる存在といえるだろう。だが、ここまで楽しいゲームを作った開発者だからこそ、違うかたちで利益をあげていくシステムを考えることができるのではないだろうか?

プレイヤーはなにも「絶対に1円たりともお金を払いたくない!」と思っているわけではない(たぶん)。使いどころがあれば課金アイテムを買うだろうし、どうしても仲間を強くしたいときは有料ガチャだってやるだろう。ぶっちゃけ、システムをちょっと変えて有料ゲームとして1500〜2000円で売ってもいいのでは?

誰もがわかっていることだと思うが、課金は悪ではない。ただし、プレイヤーが「損した」と思わないかたちで課金をさせてこそ、ゲーム界の老舗スクウェア・エニックスなのではないだろうか? となるとコンプガチャというシステムは、スクウェア・エニックスらしくないのかもしれない。

記者は『拡散性ミリオンアーサー』を「1回5分のゲームを1日4〜5回遊べるゲーム」だと思っている。現にそういう流れでプレイしている。朝、昼、夕方、夜、夜中。マイペースプレイなので、いまだに有料アイテムや有料ガチャをやったことがない(エラーのお詫びでもらった物は使ってるが)。そのうち有料アイテムを使うかもしれない。

ちなみに記者(クンタキンテ)の総合レベルは30で、いちばん強い仲間は「支援型シトリンク」(レベル40)。そのカード自体は強いが、仲間が合計5人なので苦戦している。本当は9人いたのだが、間違って合体させてしまったのだ……(涙)。
 
執筆: クンタキンテ
参照元: 拡散性ミリオンアーサー(音が出るサイトです)


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