【au2012年夏モデル】映像配信『ビデオパス』と音楽配信『うたパス』を投入 『スマートパスポート』にフォーカスした発表会レポート

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KDDIは5月15日、『au発表会 2012Summer』を開催しました。1月に開催された発表会と同様に、2012年に推進する事業『スマートパスポート』と、それを構成する新サービスの発表にフォーカスした内容。新端末の詳細は「【au2012年夏モデル】Android 4.0 スマートフォン5機種と10.1インチ『REGZA Tablet』を発表」の記事をご覧ください。

●『スマートパスポート』の現状をアップデート
『スマートパスポート』は『auスマートパス』、『auスマートバリュー』、『au ID』から構成
まずKDDI代表取締役社長の田中孝司氏が登壇。「オープンインターネットの世界を様々なスマートデバイスからシンプル・シームレスに、安心して、お使いいただけるようにするサービス・イノベーション」がコンセプトの事業『スマートパスポート』の現状と新サービスが紹介されました。『スマートパスポート』は、スマートフォンユーザー向け月額サービス『auスマートパス』、スマートフォン利用料の割り引きサービス『auスマートバリュー』、『au one ID』に替わってユーザーを管理する『au ID』から構成されます。

『auスマートバリュー』は開始から2か月半で100万契約を達成
『auスマートバリュー』は開始から2か月半で100万契約を達成。FTTHやCATVの固定回線とスマートフォンを合わせて契約すると、スマートフォンの利用料金を最大2年間、毎月1480円割り引きするという同サービスは、家族4人で契約すると固定回線分が無料になる割り引きが受けられることから、田中氏にも「お得だね」という声が届いているとのこと。

『auスマートパス』も開始から2か月で100万契約を突破
月額390円で「アプリ取り放題」「ストレージ」「クーポン&ポイント」「より安心・安全に」の4項目にわたってサービスを提供する『auスマートパス』は、やはり開始から2か月で100万契約を突破。同社の有料コンテンツサービスでは、「史上初と思っている」(田中氏)と、契約数の伸びに手ごたえを感じているようです。

映画と音楽の提供を発表
ここで、『スマートパスポート』構想の「STEP2」として、生活の中の2大エンターテインメントである映画と音楽を『auスマートパス』の拡張として提供。これらをマルチデバイスで提供する構想が発表されました。

●『ビデオパス』『うたパス』を発表
映像配信サービス『ビデオパス』
新サービスの詳細は、同社執行役員専務 新規事業統括本部長の高橋誠氏に引き継がれます。映像配信サービス『ビデオパス』は、月額590円で映画やドラマ、アニメなどが見放題、かつDVDのレンタル開始と同時に見られる最新作が毎月1本視聴できるサービス。5月15日からスマートフォン向けに提供され、6月からはパソコン、7月からはタブレット向けにマルチデバイスで提供されることが明らかになっています。『au ID』を利用することにより、スマートフォンで途中まで見た映画を自宅のタブレットで中断したシーンから再開することも可能。

音楽配信サービス『うたパス』
音楽配信サービス『うたパス』は、複数ジャンルにわたる50以上のチャンネルを選んで、洋楽・邦楽から選曲された曲が聴き放題になるストリーミングサービス。月額315円で提供されます。お気に入りボタンを押すとユーザーの好きな曲の趣味が蓄積され、マイチャンネルでオススメの曲を再生するカスタマイズ機能があるほか、友だちが現在聞いている曲を一緒に聞けるソーシャル機能も利用可能。

『auスマートパス』のユーザーは、『ビデオパス』で映画数本が見られるフリートトライアルが2週間、『うたパス』は8月31日まで無料で先行提供されるほか、最大3か月のフリートライアルを提供します。

●ネットワーク戦略に言及
『スマートネットワーク』のコンセプト
映像や音楽の配信を始めるにあたって、快適に利用できるネットワークの品質が求められます。ここで登壇者は田中氏に代わり、同社のネットワーク戦略が発表されました。まず、自宅や交通機関、商業施設などではWi-Fi、移動中は3G回線かWiMAXを利用し、Wi-Fiのバックボーンに『auひかり』や提携ケーブルテレビの回線を利用する『スマートネットワーク』のコンセプトを提示します。

このコンセプトをサポートする取り組みとして、4月から導入されたEVDO Advancedによる基地局間の負荷の最適化、電波調査サービスの迅速化、2012年12月の開始予定より前倒しにするLTEサービスの開始、『au Wi-Fi SPOT』の拡充といった施策が矢継ぎ早に発表されました。

『HOME SPOT CUBE』が好調
現在無料でレンタルしている自宅用のWi-Fiルーター『HOME SPOT CUBE』は、設定が簡単なことこからユーザーに評判がよく、提供開始から2か月半で57万台を受け付けたとのこと。モバイルネットワークの利用がピークを迎える23時台のWi-Fi利用率が66%と高まり、トラフィックのWi-Fiへの誘導効果が出ているそうです。

今後はユーザーが端末上で切り替えることなく自動で3GとWi-Fiを切り替える接続ツールの提供、切り替え時間の短縮、Wi-FiをONにした状態での消費電流の改善をこの夏に予定。これにより、従来は電池消費が激しくなるWi-Fiの利用時にも電池の持ちを2倍に向上させる考え。

●スマートフォン新端末5機種と『REGZA Tablet』を発表
新端末を発表
ここでようやく新端末が発表されます。Androidスマートフォンは4月20日に先行発表された『HTC J ISW13HT』に加えて5機種、さらに10.1インチのAndroidタブレット『REGZA Tablet AT500』を発表。従来機種も『Xperia acro HD IS12S』にブルー、『GALAXY SII WiMAX ISW11SC』ではシャイニーマゼンタの新色が合わせて発表されました。

端末の詳細は先に出た記事をご覧いただくとして、田中氏からは『HTC J』は今回発表された『ビデオパス』と『うたパス』に合わせて開発されたというエピソードが披露されました。全機種がAndroid 4.0搭載、ワンセグ、赤外線、『おサイフケータイ』、防水、防じんに対応と、国内向けに充実したスペックがラインアップされていますが、端末の発表自体はあっさりした印象。

●Android 4.0搭載のセットトップボックスを予告
セットトップボックスの提供を予告
発表会の最後には、テレビ上でも『スマートパスポート』が利用できるAndroid 4.0搭載のセットトップボックス『Smart TV Box』がこの夏にトライアルで提供されることが予告されました。たとえば『ビデオパス』は、スマートフォンをテレビにHDMI接続すればテレビ上でも楽しめますが、これにより『スマートパスポート』で提供するコンテンツをテレビ単独で利用可能になります。

参考記事:
【au2012年夏モデル】Android 4.0 スマートフォン5機種と10.1インチ『REGZA Tablet』を発表
http://getnews.jp/archives/211899

KDDIがHTCと日本市場向けに開発したAndroid4.0スマートフォン『HTC J ISW13HT』を発表
http://getnews.jp/archives/193658