ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、来季に向けてFWズラタン・イブラヒモビッチに期待している。同選手はマンチェスター・シティからの関心が報じられているが、アッレグリ監督は「彼はミランへの愛を語った。我々にとっては幸いなことだ。彼は、ミランに残ると言った」と話した。

マンCにはFWマリオ・バロテッリが所属する。同選手はミランに近づいているとも言われたが、アッレグリ監督は『Rtl 102.5』で、「バロテッリは若く、素晴らしいクオリティーを持つ選手だ。綿際は、彼が成熟しなければいけないと思う。彼のキャリアにとってそれが大事だからだ」と話している。

アッレグリ監督は「(リオネル・)メッシやクリスティアーノ・ロナウドのようなカンピオーネを率いることは、誰にとっても夢だと思う。私にはすでにイブラヒモビッチとチアゴ・シウバがいるから幸運だね。これは、やめた選手たちに対して何かがあるということではないよ」と続けた。

同監督が指しているのは、ミランに別れを告げたばかりの選手たちのことだ。指揮官は「この10年間、ミランは特にイタリア人の超一流カンピオーネたちを手にしてきたと思う。残念ながら、そういったイタリア人のカンピオーネたちは、今はいなくなっている。イタリアサッカー界にとって良くないことだ」とコメントしている。

ミランファンとあいさつをしたFWフィリッポ・インザーギは、考えを変えるかもしれない。もう一年、彼はミランに残るのだろうか? アッレグリ監督はこのように話している。

「昨日もインザーギはそのプロらしさを見せたと思う。何より、最高の形で、ミランで終えることができたと思う。彼のキャリアがここで終わるかどうかは知らない。これは最高のプレゼントだった。何より、とても美しいゴールだった。今年は少しケガがあったが、イタリアと欧州の全FWたちを見てもなかなか見られないクオリティーを、彼はまた見せてくれたんだ」

「選手をしていれば、自分が重要だと感じること、常にプレーすることを望むのは、普通のことだ。一方で、選択をしなければならず、いつも『くそったれ』となる監督というものがいる。私は昨日、この2年間で私に与えてくれたものを、インザーギに感謝した。ミランでのラストゲームを戦ったすべての選手たちと同じようにね。彼らは私が1年目でスクデットを獲得するのを助けてくれたからだ」

MFリーノ・ガットゥーゾは、数年前と比べて、若手選手たちがリスペクトを示さなくなっていると話した。アッレグリ監督はこれに同調している。

「まず、ドレッシングルームだけではなく、普通の人生において、敬意が必要だと思う。残念ながら、若手の間ではこういう価値が少しなくなってしまっているね。当然だが、ドレッシングルームでは年齢による序列もある。ミランに長くとどまるために、若手たちは学ばなければいけない。ガットゥーゾは正しいよ」