五輪出場をかけた女子ボクシング世界選手権で14日に初勝利を挙げた「しずちゃん」こと山崎静代選手。中国メディア・北京日報は、山崎選手の試合ぶりとともに、一挙一動に注目する日本人記者の様子について紹介した。

 山崎選手の登場により「これまで日本で人気のなかった女子ボクシングが一躍注目競技となった」としたうえで、40人前後の日本人記者が会場入りし、「芸能記者さえもがやってきた」と伝えた。

 日本人記者らが会場で試合観戦する山崎選手を間断なく撮影する様子を、「水を飲めばパチリ、コーチに耳打ちすればパチリ。仲間を応援中、焦りの表情に変わるとフラッシュが一斉に光った」と描写した。

 そして、14日の試合に山崎選手が出場すると20人余りのファンが声援を送ったと伝える一方で「しかし、人気は実力とイコールではない」として、「フットワークは乱れ、パンチは緩慢、動きが硬く、ガードの意識が弱い」と戦いぶりに厳しい評価を与えた。第1ラウンドを落とした際、日本人記者数名が「これはダメだ」と首を振ったことも合わせて紹介した。

 しかし、その後山崎選手は逆転勝利した。記事は「戦っていく中でどんどん勇敢になり、ガードをほとんど捨てて拳を振るい相手を追いやり、ついにはレフェリーが試合を止めた」と解説。試合後にコーチと抱き合い、ファンに深々とお辞儀をした山崎選手の様子を伝え「日本の有名お笑い芸人が、五輪に向けて一歩前進した」と結んだ。(おわり)(編集担当:柳川俊之)