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第19話「四人の絆」
ヒューアンドドリトル星間運輸の件も片付き、海賊船弁天丸は海の明星へ帰還した。そして、いつもの学院生活が訪れ、茉莉香は何気ない日々を過ごしていた。

しかし、生活の中でも意識がもうろうとしたり、居眠りをしたりと、茉莉香の疲労感が如実に現れていた。

そんな中、白皇女学院ヨット部一同は、ヨット部の活動を行うため中継ステーションへと向かった。

・清掃
中継ステーションへたどり着いたヨット部員一同は、さっそく停泊させている宇宙船オデット2世の掃除に取り掛かった。

それは、ヨット部員達が活動を行う際に使用する宇宙船。古い船だが、細かい手入れが行われていて、まだまだ現役で通用する。丁寧に使ってきた先輩達に感謝しなければならない。
 
広い宇宙船だが、ヨット部員達の数も多く、清掃作業は順調に進んだ。

・オデット2世清掃作業のついでに
宇宙へ来るのも、容易い事ではない。せっかく中継ステーションへと訪れた茉莉香は、宇宙服を着こみ小型船へと乗り込んだ。行き先は、海賊船弁天丸だ。

オデット2世を綺麗に掃除するヨット部員達。茉莉香はそのついでに、海賊船弁天丸の掃除も行おうと考えたのだ。

そんな中で茉莉香はふと思った。私掠船免状剥奪を回避するため、海賊船弁天丸のクルー達に黙って白皇女学院ヨット部員達だけで海賊行為を行なって、なんとか剥奪を免れたのは良い。しかし、ヒューアンドドリトル星間運輸の一件はその後ニュースで大きく取り沙汰された。

ここまで事が大きくなると、海賊船弁天丸クルー達の耳に届かないわけがない。 

しかし彼らは、その件に関して茉莉香に一切何も言ってこないのだ。逆に不気味だった。

・無意識の怖さ
茉莉香は、無重力装置を使うなど、掃除を効率よく行おうとするが、逆に整理されていない部分が散らかるなどの空回りが続いた。

さらに、掃除に夢中になるあまり時間を忘れ、中継ステーションから地球行きへの便に乗り遅れかけ、慌てて走りだす事となってしまった。

疲労がたまると、予期せぬトラブルを生むものだ。翌日もオデット2世の清掃作業が続いたが、その際茉莉香は不意にポケットの中の物を落としてしまった。

それは、指輪だった。茉莉香は指輪を落とした事に気づかず、中継ステーションから海の明星へと帰る事となった。海賊船弁天丸船長として仕事を務めている時は、細かい部分も見逃さない茉莉香だが、普段はただの女子高生。特に疲れている今は、見ている側が心配するほど、細かなミスが続いていた。

・海賊船弁天丸クルー、復活
ようやく、弁天丸クルー達が隔離病棟からの退院となった。ここ2週間以上の間、ずっと海賊船弁天丸の海賊行為を茉莉香と白皇女学院ヨット部員達にまかせっきりで、さらに自分達が病院でくつろいでいる間に、ヒューアンドドリトル星間運輸からの報酬が入ってくるなど、茉莉香の活躍に感謝したい所だろう。
 
そしてこれで、ようやく海賊船弁天丸の完全復活を果たせるのだ。クルー達は、いつもの仕事姿で中継ステーション経由で海賊船弁天丸へと乗り込んだ。

しかし、違和感に気づいた。マスターロックがかかっており、ブリッジへのドアが開かないのだ。ミーサは、昨日茉莉香に、放課後でいいからマスターロックを解除しておいてほしい、と伝えていたのだが、どうやら解除されていないようだ。

ミーサは、とりあえず茉莉香を海賊船弁天丸まで呼び寄せた。髪がぼさぼさの状態で挨拶をする茉莉香だが、とりあえず再会を喜ぶ前に、マスターロックを解除してもらえなければ話にならない。

とりあえずミーサは茉莉香に、開口一番にマスターロックを解除してほしい、と告げた。船長・茉莉香からの返答はこうだった。

「え、ロック?そういえば重力来てないね。どうして?」

ミーサは嫌な予感がした。とりあえず、ロックを解除してもらえればいい、ミーサはそのまま見守った。茉莉香は、あっれー?などと声をあげながら、制服、そして部活のパーカー、カバンなどをがさごそ探り始めている。

「IDリングが無い。」

一同は耳を疑った。マスターキーを紛失した、そう言っているのだ。それがなければ、海賊船弁天丸は動く事はない。第三者に渡れば、最悪、海賊船弁天丸の乗っ取りも考えうる。銀河帝国も黙ってはいない。そして現在それは、紛失したのか、盗まれたのかさえ判断がつかない。

マスターキーともなる、IDリングは一体どこにあるのか…?

【記事:フェイトちゃん】

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