サッカージャーナルで一時的ですがアクセスランキング一位になったので、調子にのっていい足りなかった審判問題を再び話題にしたいと思います><;

繰り返しになりますが今協会やJリーグが抱えてる問題のプライオリティはシーズン変更よりJリーグがいかに儲かるリーグにするかと審判問題(審判個人の質の向上・組織として判定の合理性合意形成をつくる)。この2点の問題のほうが高いと思っているのです。


■審判問題

1,日本の審判の質の問題
2.疑問の残るジャッジが発生した際の説明責任

1は個人の問題と組織の問題の2面があります。
どちらも判定の技術を高めてもらいたいのですが、大事なのは誰に対してってことですよね。ピッチにいるのは選手なんで審判は選手に対してジャッジするのですが、やっぱりサッカーはエンターテイメントなのです。観客(ファン)がいてやっぱりゲームが成立するものだと思います。

ファンは素人です。ですがさりとての素人ですよ。とくにサッカーファンは年に何回もスタジアムに通います。全試合観戦する人は野球に比べ比較にならないほど高い比率だと思います。
つまりそういうファンはただの素人ではなく専門家には及ばないけど彼らの考えてることを理解できるくらいの知識の高い素人なのだと思います。
そういうファンを置いてきぼりにしていいんでしょうか。
専門家は専門家で固まって議論してていいんでしょうか。
それでは原子力ムラとまったく同じです。

結局審判の質とはなんぞやを考えると審判の個人の資質だけではなく、組織として審判をどう評価・ペナルティを与えているか、どう育成・教育しているかになるのではないか。
それだけでなくそれは審判たちの村の中だけで勉強をするだけでないはずで、常に外との対話が必要なはずです。
外に対してのアピール。
それはジャッジの説明責任だと思います。審判委員会が逐次適切なアナウンスを選手やファンにしてさえしていれば、たとえ判定に不満がある人がいたとしてもそれは少数のはずで、審判たちの行う外との対話を行っているファンならば、必ずまあまあと寛容な理解になるはずです。

結局のところ、組織というのはヒエラルキーで知ってる人と知らない人というような上下の階層は必然だと思うのですが、より良い組織というものはその上下の差がきわめて小さいこと狭いことが、一番安定した完全な組織であるわけで、

素晴らしい審判(専門家)がいるリーグというのはルールを理解してるファン(素人)が多いリーグからしか生まれない、というのが真実だと思うのですよね。

だからもし審判が自分たちの質を上げたければ、自分たちの能力を上げるのも大事でしょうが、自分たちを取り巻く人々〜選手やファン〜にルールやその解釈をもっともっと理解してもらわなければならないと率先して取り組まないと。つまり素人を専門家にするくらい啓蒙し続けなくては自分たちのレベルは決して上がらないと思うのです。

選手やファンにジャッジの正当性を評価してもらいたいのならば、まず審判たちは選手やファンに心を開かなければならない。そして選手やファンを信頼しなければならない。そして自分たちが信頼されるように努力しなければならない。
それを審判や審判委員会は行っているか。
騒霊はそこを一番、松崎委員長に問いたいと思います。

「ジャッジの説明責任」。
それができれば将来Jリーグはとても大きい果実を得られるはずなのだと思います。


■東アジアリーグについて

先々週号のサッカーダイジェストで「サッカーとお金」の特集がされてました。
その一つに広瀬一郎氏の「サッカービジネスと時代の潮流」の記事があって、これからのJリーグの進むべき道を明確に説明されてました。