大丸10年振りの海外進出 中国展開へ

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 大丸と松坂屋を運営するJ.フロントリテイリングが、中国で百貨店事業を展開する。現地法人2社と、上海市黄浦区における百貨店事業の提携について、基本合意。2014年から2015年を目処に、「上海新世界大丸百貨」(仮称)を出店する予定。日本の百貨店づくりと運営のノウハウを取り入れた、中国で屈指の高級百貨店を目指す。なお、同グループにおける百貨店の海外進出は、約10年振りとなる。 大丸10年振りの海外進出の画像を拡大

 上海市有数の商業地である黄浦区163号街区に新設予定の「上海新世界大丸百貨」(仮称)は、土地面積13,709.3?に地下5階から地上7階、建物延床面積11.6万平方メートルで展開。このうち、百貨店は地下2階から地上7階を占め、2014年末から2015年初めのオープンが計画されている。 契約内容は、提携先企業の上海新南東項目管理有限公司が事業主体となり、同社の筆頭株主である上海新世界股份有限公司が全体の49%を出資。上海新世界股份有限公司は上海で売上高第2位の百貨店を経営している。J.フロントリテイリングは今後、10名程度の指導人材(うち1名は同百貨店の店長に就任予定)を派遣。マーケティングや商品構成計画、内装デザイン、従業員への販売サービス教育等、百貨店の開業準備に関わる技術支援を行う。また開業後も引き続き、販売促進や固定客戦略等、店舗管理・運営に関わる技術支援をしていく予定。 J.フロントリテイリングは、2012年2月に、「PLAZA(プラザ)」を運営する持分法適用関連会社の株式会社スタイリングライフ・ホールディングスと共にアジア地域において「PLAZA」の事業を共同で進めることを発表し、2013年春頃に台湾で1号店を開業する予定。なお、同グループの海外展開では、大丸が2003年3月にシンガポールから撤退している。■上海新世界大丸百貨(仮称) プロジェクト名:黄浦区163号街区プロジェクト概要  住所 :上海市黄浦区 163 号街区  規模 :土地面積 13,709.3平方メートル  建物延床面積 11.6 万平方メートル   階別構成 地上 7階〜地下 5 階            ※百貨店は地上 7 階〜地下 2 階、   ※地下 3 階〜4 階は駐車場   ※地下 5 階は設備機械室  事業主体:上海新南東項目管理有限公司 (上海新世界股份有限公司が 49%出資)  完成予定:2014年末から2015年初め(着工済み)