【おはよう短編小説】あぁ、コンプガチャよ。私の心のよりどころだったコンプガチャ……。お金さえあれば強いカードが手に入り、優越感に浸ることができ、そしてチヤホヤされることができるコンプガチャよ……。お前はもうすぐなくなってしまうのか? 逝ってしまうのか?

あぁ、コンプガチャよ。日常生活ではまったく誰にも相手にされない私だが、ケータイゲームの仲間たちだけは私をあがめてくれた。コンプガチャのためにガンガンお金をつぎ込み、ダブったレアカードをタダで配ってやったら、皆が私をあがめるようになった。

あぁ、コンプガチャよ。もう私は誰からも相手にされなくなってしまうのか? 普通のガチャではダメなのだよ。コンプガチャじゃないと、強い射幸心が生まれないのだよ。あぁ、コンプガチャよ。コンプガチャに夢中になっていた仲間たちが、もう私を相手にしなくなるのは目に見えている。

あぁ、仲間たちよ。まだコンプガチャは終わってないよ。コンプガチャで手に入れたレアカード、ダブっているのをタダであげるよ。コンプガチャが終わるまでは、みんなにあげ続けるよ。だからコンプガチャが終わっても私の近くに仲間としていておくれ。コンプガチャがなくなっても、レアカードはどんどんあげるよ。

あぁ! あぁぁ! あぁぁぁ……! どこにもいくんじゃねぇぇええ! コンプガチャなくなっても俺様の近くで膝まづいてレアカードを求めろオラァアアアアアアアアアアア! てめーらレアカードほしーんだろゴルァアアア! こっちこいや! アヒフヒハヒホヒィィィーーーーッ!