インテルは2日のパルマ戦で敗北を喫した。チャンピオンズリーグ(CL)出場に向けての戦いは、本当に終わってしまったと思われているが、マッシモ・モラッティ会長は諦めたくないようだ。同会長は「今季のリーグ戦では、何があるか誰にも決して分からない。昨日の試合で我々が自分たちで苦しめてしまったことは確かだがね」と語った。

また、モラッティ会長は敗戦について、「前半は良かった。もう少し気迫があれば、勝負を決めることもできていたはずだがね。ミスを犯せば負けることもある。攻撃でもディフェンスでも、我々はミスをしすぎた。前半に決意を欠いたことが悔やまれるね」と分析している。

一方で、アンドレア・ストラマッチョーニ監督には責任がなかったと見ているようだ。パルマ戦の敗北で同監督への評価が変わるかと聞かれると、モラッティ会長は「昨日は監督がミスをしたのではないと思う」と答えている。

インテルは6日、ミランとのダービーを迎える。ミランにとってはスクデットを争う上で決定的な、そしてインテルにとってもこの上なく重要な一戦だ。モラッティ会長は「いつもと同じスピリットでダービーに臨む。ダービーは一つずつ異なる試合だ。有利なのは我々じゃないね」とコメントした。

いずれにしても、インテルはスクデットの行方を決める“審判”となり得る。モラッティ会長は「ユヴェントスとミランのどちらかを助けることになる? 今年はそうしなければいけないようだね。どちらが良いかは分からない。同じことさ」と続けている。