80年代のアメリカ青春映画のスターといえば、モリー・リングウォルド。彼女が上手に年齢を重ねている秘訣は何なのだろうか?

「クリステン・スチュワートの血を飲んでいるから」というのは冗談のように聞こえるが、これがReddit AMAでモリー本人が出した回答だ。

モリーはRedditでまず、「みなさん、こんにちは。モリー・リングウォルドです。映画『すてきな片想い』や『ブレックファスト・クラブ』、『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』を観て私を知っている人が多いと思うけど、小説の執筆などいろいろとやっているし、フランス語も少し話せます。子供も3人育てているわ」と自己紹介。その後、ファンの質問に答えた。

『ブレックファスト・クラブ』で共演したジャド・ネルソンが、モリーに対する態度が悪いということで、監督のジョン・ヒューズにクビにされそうになったのは本当なのかという質問に対し、その通りだと答えたモリー。

「ジャドはリハーサル中にメソッド・アクティング(※)をやろうとしていたと思うの。彼はジョン(ジャドの演じた役名)の服を着て、私に意地悪をしようとしていたから。私は別に気にしなかったけど、ジョン・ヒューズ監督は私のことを守ろうとしてくれたのよ。最終的には、アリー・シーディ(共演者)が会議を開いたの。アリーが『ジャドを仕事に集中させましょう』って提案したのを覚えているわ。それで私を含めたみんなで監督の所へ行って、考え直すように頼んだの。監督が考え直してくれたことには感謝しているわ」

モリーはまた、自分が出演した80年代の映画から1本選ぶとすれば、『ブレックファスト・クラブ』だとも回答。彼女は「(『ブレックファスト・クラブ』の)脚本は最高だったわ。でも仕事としては、『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』が一番楽しかった」とコメント。『ブレックファスト...』の撮影中の裏話で何か面白いものがあるかという質問に対しては、マリファナを吸うシーンが全て自分のアドリブだったことだと告白した。

モリーは、「私がマリファナを吸うシーンは、基本的に全部アドリブだったの。監督は20分くらいカメラを回していたわ。そして監督は撮れたシーンにすごく興奮しちゃって、私の母を試写室に連れて行ってそのシーンを見せながら、私がいかに素晴らしかったかってことを説明したの。当然、母は(シーンを見て)おびえて驚いていたわ」と説明している。

最後に『プリティ...』のダッキーとブレーン(モリー演じた主人公を取り巻く2人の男性)のどちらがタイプかという質問に対しては、「私はジェームズ・スペイダー派ね」と回答している。ジェームズ・スペイダーは同映画でステフ役として出演していた。

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※自分の感情や経験を生かし、役柄になりきろうとする演技方法

傑作青春コメディー
1.『アメリカン・パイ』(1999年)、2.『初体験/リッジモンド・ハイ』(1982)
3.『バッド・チューニング』(1993)、4.『フェリスはある朝突然に』(1986)
5.『すてきな片想い』(1984)、6.『アメリカン・グラフィティ』(1973)
7.『卒業白書』(1983)、8.『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007)
9.『ときめきサイエンス』(1985)、10.『ブレックファスト・クラブ』(1985)