東京理科大学が成体マウスの毛包再生に成功。毛包の再生医療が実現すれば、脱毛症とオサラバできるのか!?

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写真を見て下さい! マウスの背中あたりにヒゲっぽい毛がビッシリと生えていますね。

東京理科大学教授の辻孝さんらの研究チームが、マウスの成体毛包由来幹細胞を利用した毛髪再生の実証実験に成功したそうです。その成果が上の写真だったのですね。

マウスの実証実験の結果をまとめると以下の5点になるようですよ。

・マウス頬ひげ由来細胞より作製した再生毛包原基をマウス皮膚に移植した場合、約74%の確率で、もとのひげと同等の毛を発毛させることに成功したこと

・再生毛包原基を構成する細胞の由来を変えることで毛種(体毛のようなやわらかい毛、ひげのような硬い毛)が変わることや、る色素幹細胞を添加することで毛色の制御も可能と証明されたこと

・再生毛包移植による毛髪再生技術で、ヒト頭髪の密度(120本/cm2)と同等以上の密度で毛髪を再生できたこと

・長期間にわたり再生毛の毛周期を観察したところ、天然毛包と同じ周期で脱毛と成長を繰り返していることから、再生毛包が永続的に機能していると分かったこと

・再生毛包は、ひげや体毛の種類によって毛包上皮の特定の部域にのみに接続されることから、適切に神経や筋肉と接続され、再生毛包の周囲に神経伝達物質を投与したところ、再生毛包は筋組織との接続を介して立毛機能を再生していることも証明されたこと

今回はマウスの実験でしたが、上記の実験結果から、ヒトの髪の毛も同様に正常な毛根として再生可能ではないかと言われています。

近い将来、毛根の再生医療が実現すると、以下のような流れで脱毛症から脱することが可能になりそうです。

1)正常な頭皮から組織片を採取
2)採取した組織片を上皮細胞、毛乳頭細胞として分離し、培養する
3)培養した上皮細胞、毛乳頭細胞を利用して、再生毛包原基を大量に作製する
4) 作製した再生毛包原基を脱毛部位に移植する
5) 正常な毛髪が再生される


既に脱毛症の人やその予備軍は人は、自分の毛を大切にしながら、この再生医療が実用化されるのを待つといいのかも知れませんね。僕も父や祖父が...立派な予備軍だと思っているので、ホント早く実用化されることを願っています!


プレスリリース[オーガンテクノロジーズ]
成体毛包由来幹細胞による毛髪再生を実証[東京理科大学]

(KENTA)