(ネタバレ注意)アニメ「黄昏乙女 アムネジア」第4話、もうひとりの幽霊、本物の悪霊

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(画像:amazon.co.jpより)
(C)めいびい/スクウェアエニックス・「黄昏乙女 アムネジア」製作委員会

第4話「払暁乙女怪」
「怪異調査部夏休み強化合宿を行う。」

誠教学園。それは、庚霧江の唐突な宣言だった。小此木は乗り気だが、貞一は疑問を感じた。何故、いきなり合宿なのか。

霧江は、夏合宿といえば怪現象の1つや1つはつきもの、ここで調査せずに何の怪異調査部なのか、と強い意気込みを見せている。

しかし、怪異調査部の合宿で、夜の校舎探索ともなれば、勿論学校に泊まる事になる。そこで貞一は、改めて霧江に大丈夫なのかと声をかけてみた。以前も、霧江は暗い校舎で、怖さのあまり一人泣いていた経験がある。

しかし、霧江はそれを強く否定した。本人が大丈夫だと言うのであれば、問題はない。そして小此木は、貞一と学校で合宿を行える事に大きな喜びを感じていた。

・夕子の異変
3人で話をしている時、貞一はふと違和感を覚えた。夕子が、遠くからこちらを静かに見つめている。いつもなら、まっさきに貞一に抱きつく夕子が、遠くから、ただじっと見つめるだけなのだ。

幽霊とは、本来そういう物かもしれない。そうこう考えているうちに、夕子は静かに立ち去ってしまった。

・宿直室
3人は、今日泊まる旧宿直室に足を運んだ。部屋の中は薄暗かった。非公式な部活なので、旧宿直室の使用許可は普通おりないだろうと考えていたが、祖母に頭を下げれば、その程度どうにもなるのだと霧江は自慢げに語った。

彼女の祖母は、この学校の関係者なのだろうか。

そして、水道管から赤いサビの水が出てくる事が、この旧宿直室には長い期間に渡り、人の出入りがなかった
事を示していた。

そこでも、貞一は気づいた。部屋に入って来ず、廊下の片隅で静かに立っている夕子に。彼女は、目を合わそうと
しなかった。

そして旧宿直室で、小此木が宿直日誌を見つけた。ここに宿直をした者達が書き記した日誌だろう。小此木は好奇心で、宿直日誌を開いて読んでみた。
 
 今夜も来た また扉のたたく音がする
 
 ドンドン ドンドン
  
 扉が激しく叩かれている 昨日も来た おとといも来た
 誰かと思って扉を開けると 決まってそこには誰もいない
 開けずに放っておくと 扉を叩く音が どんどん激しくなっていく
 恐ろしい やはりこの学校には この世の者ではない何かが
 
ここに宿直していた人間は何らかの怪異に悩まされていたのだろうか。どうやら、怪異調査部として、本格的に調査を行う必要がありそうだ。

そして貞一はまた気づいた。夕子の姿が消えている事に。

・調査の遂行
深夜。学校の校舎を、貞一と霧江は巡回していた。霧江は、てっきり夜の暗い校舎で合宿など怖くてやらないだろうと考えていた。しかし、霧江には目的があった。
 
それは、”幽霊を探す”事。

幽霊といえば、もうすでに彼女には夕子の存在が見えており、改めて探す必要などないのではないか、と思った。
しかし、違った。

この学園には、別の幽霊がいるかもしれない。霧江が初めて見た夕子は、今霧江が見えている夕子と同じ姿だった。その時は霧江も、夕子が悪霊などと思ってもいなかった。

しかし、霧江は見てしまったのだ、影を。それは、日の暮れた校舎にいた。

怒りと憎しみに歪んだ悪霊の影。それを見た霧江は、夕子が”本当の姿”を現したのだと思った。

それから、霧江には夕子がおぞましい姿で見えるようになったのだ。しかし、それは霧江の思い込みによる物であり、夕子はその悪霊ではなかったのだ。夕子は悪霊ではなく、普通の女子高生の幽霊。彼女には記憶がなく、ただ無邪気に貞一達との生活を楽しんでいる。何の問題もないのだ。

それでは、霧江が見たあのおぞましい姿は、一体なんだったのか?

・この学園には、確かに悪霊が存在する。
霧江は、その目で見た者の正体を知るまで、この調査をやめる気はなかった。霧江は、おぞましい姿の悪霊を見た。しかし、夕子は悪霊ではなかった。

しかし、霧江が見た”悪霊”は確かに存在するのだ。霧江は、改めて貞一に告げた。真実が知りたいのだ、と。

これまでは一人で逃げる事しかできなかったが、今は仲間がいる。

霧江は、照れくさそうにそう言いながら貞一の方を振り返った。

しかし、霧江が振り向いたそこには、誰の姿もなかった。今の今まで、貞一がいたはずのその空間だが、貞一の姿が忽然と消えたのだ。

あたりを探しても、貞一の姿はない。この、無限に続くかのような旧校舎の廊下。深夜、電気もつかないこの旧校舎で、霧江はたった一人取り残されてしまったのだ。

夕子の違和感、貞一の突然の疾走。一体何が起こっているのか。部屋に残してきた小此木は、そして姿を消した貞一は無事なのか。それとも…?

【記事:フェイトちゃん】

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