インテルのマッシモ・モラッティ会長が、ナポリFWエセキエル・ラベッシへの関心について言及した。同会長はラベッシ獲得に動くかどうか、「良識ある」取引でなければならないと話している。

モラッティ会長は、「毎年、インテルがラベッシに関心を寄せているという話を耳にする」と語った。だが実際は、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が、両会長の間で交渉があったことを明かしている。いずれにしても、モラッティ会長は次のように続けた。

「去年も我々が彼を獲得するかのように言われた。彼を必要とする監督がいたが、私が獲得しなかったとかね。それは違う。ナポリが常にラベッシをしっかりと引き留めているんだ。とても強い選手だし、彼らはかなりの金額を求めるからね。様子を見よう。良識あることなら完璧だろうね。ただ、そうじゃなければ、世界には多くの重要な選手たちがほかにもいるんだ」

ラベッシとナポリの契約には3100万ユーロ(約33億円)の違約金が設定されている。『ガゼッタ』が報じたように、インテルはナポリに対し、FWゴラン・パンデフや若手(ジョエル・オビかマルコ・ファラオーニ)の売却を、1500万ユーロ(約16億円)に加える形でオファーしたと見られる。

インテルのラベッシ獲得は、パリ・サンジェルマンが横やりを入れなければスタートするかもしれない。PSGは3100万ユーロの違約金すべてを支払う用意をしていると見られる。

また、モラッティ会長はアンドレア・ストラマッチョーニ監督の続投についても言及している。

「彼には強い気迫とパーソナリティーがあり、インテリジェントでもある。彼がやっていることを見るのは面白いよ。良い結果を残せると思う。今後に向けて良いことだ。私は彼と続けることを支持する。私としては、彼と続けるのが正しい選択なんだ。レオナルドの助けとともに? 我々が話しているのは指揮官のことだ。それ以外のことはメディアで見て、私も理解しようとしているところだよ」

一方、ストラマッチョーニ監督は29日のチェゼーナ戦後、続投についてこう冗談を飛ばした。

「知らないよ。サラリーの額について、合意しなければいけないね。私の12人の代理人たちが、交渉してくれているところさ…。会長の発言にはコメントしない。彼の選択を聞いたときに、何か言うことにするよ」