カイジ』シリーズで一番のクズ野郎は誰か、ベスト10のトップは…… (1) トップ・オブ・クズ野郎の座に君臨したのはヤツだった

写真拡大

無類のギャンブル好きで普段はだらしないただのフリーターだが、生死を賭けた修羅場や勝ち目ゼロの超逆境において異様なまでの才能と強さを発揮する主人公・伊藤開司(カイジ)。

彼をはじめとするクセのありすぎるキャラクターたちが繰り広げるヒリヒリするような心理戦とギリギリの人生模様を独特のタッチで描き、読者からの絶大な支持を誇っているのが、みなさんご存知の福本伸行の『賭博黙示録カイジ』シリーズ。

「黙示録」「破戒録」「堕天録」、そして現在連載中の「堕天録和也編」のラインナップを列ね、日本を代表する不動のギャンブルマンガともいえるこの作品の魅力を、今回男女300人に実施したアンケート結果から読み解いていきたいと思います。

まず最初は「『カイジ』シリーズの中で一番クズ野郎だと思う人物を1人選んで下さい」という質問。

実施したアンケート投票結果を発表していきましょう。

「限定ジャンケン」「Eカード」などの極悪非道ゲームを通じてカイジらの前に立ちふさがり、落ち着き払って人を見下すふてぶてしさが実に憎たらしい、帝愛グループ最高幹部の利根川が2位。

「限定ジャンケン」でカイジを裏切り、そのルックスと体型と自分勝手さが強烈なインパクトを残す安藤も3位と、根強い人気を誇るクズ野郎が上位に。

ほかにもカイジを泥棒よばわりするコンビニ店長が4位、諸悪の根源とも言える帝愛グループの総帥・兵藤和尊が5位と、さすがテーマがギャンブルのマンガだけあって、クズ野郎の宝庫です。

し・か・し、そんな並み居るクズどもを押さえてトップ・オブ・クズ野郎の座に君臨したのは……なんと主人公であるカイジでした!」意外に思われた人も多いでしょう。

しかし「悪人」とはちょっとニュアンスは違うものの、振り返ってみると第1話でベンツのエンブレムを盗む屈折ぶりを見せ、また、そもそも借金やギャンブルなどトラブルの原因はすべてカイジ自身が招いているわけで、まさに「クズ野郎」というレッテルはカイジにぴったりなのかも。

死と隣り合わせの修羅場をくぐり抜け、せっかく手に入れた金を全部パチンコでスッてしまったり、命がけのゲームで神経をすり減らした後、更正してギャンブルとは縁を切るかと思いきや、ズブズブとフリーター生活から抜けられなかったりするクズっぷりはあっぱれ。

カイジなくしてこのマンガは成立しないそのクズっぷりに、どうか惜しみない拍手を贈ろうではありませんか。

それにしても、カイジが飲むビールはなんであんなに美味そうなんでしょうね……。

次ページでは、『カイジ』シリーズで最も有名なセリフについて……続きを読む