人気モデルのココ・ロシャ、自分が望まぬ「画像処理」に真っ向から反論! 写真:Retna/アフロ

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雑誌の表紙でフォトショップ(=何らかの画像処理)がされるのは、もう珍しくもなんともない。だが最近では、モデルやセレブの中から"ありのままの自分を変えてほしくない"と、これに反対する声があがっている。

その中の1人が、人気モデルのココ・ロシャだ。彼女はブラジル版『ELLE』5月号の表紙を飾っているのだが、かなり"お直し"されてしまったと自身のタンブラー(Tumblr、マイクロブログ)で怒りのコメントを掲載。彼女はこの号で、青のシースルードレスに身を包んでいた。

だがこの表紙写真では、あたかもココがシースルーのトップの下には何も身に着けていないように見える。以下はタンブラーに寄せたココのメッセージだ。

「ファッションモデルとして私はこれまで、写真撮影でフルヌードまたは一部ヌードにはならないというポリシーを持ってやってきました。最近のブラジル版『ELLE』の表紙撮影には、シースルーのドレスの下にボディースーツを着て臨んでいます。ですが、出来上がった表紙写真では、実際よりもさらに肌の露出があり、または自分もこれに心地よさを感じているかのような画像処理がなされています。これは私が(撮影関係者の)チーム全体に出していた方向性に反するものです。私は自分の希望や契約が無視されたことに、とてもがっかりしています。私はすべてのモデルが、自分がどう"表現"されるかというルールを決める権利があると強く信じています。(ですが)私の場合は、それが明らかに無視されてしまいました」

ココのように、出来上がった写真を見て驚いたり、怒りを感じたことのあるモデルは少なくないだろう。だがはっきりとものを言うことで知られているココは、泣き寝入りなどしなかった。SNSを通じて自分の意見を述べたのだ。

"お直し"に異議を唱えるのはココだけではない。ケイト・ウィンスレットはかつて、(実際よりもスリムにされた)2003年の『GQ』誌の表紙について、「修正はやりすぎだと思う。実際の私はこんなんじゃないし、そもそも自分だってこんな姿になりたいと望んでいないんだから」と話していた。また最近では、パキスタン人女優のビーナ・マリクがあたかもヌードになったかのように画像処理されたことで、インド版『FHM』誌を訴えたばかりだ。

有名フォトグラファー、ナイジェル・バーカーの写真撮影に臨むココ・ロシャら