ヨーロッパに不安の影を落とした 仏大統領選の第1回投票

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極右・国民戦線のルペン氏の躍進

フランス大統領選挙の第1回投票で極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン氏が躍進したことは、他の欧州連合(EU)諸国にとって気がかりなことである。アンゲラ・メルケル独首相は、この結果をImage:RemiJDN

欧州各外相の意見

オーストリアのミヒャエル・シュピンデレガー外相は、ルクセンブルクで開かれた欧州連合(EU)外相会合において、
「われわれは、極右のルペン氏が多くの支持率を得たことについて、憂慮しなければならない。」
と、語った。

スウェーデンのカール・ビルト外相は、
「開かれた社会、開かれたヨーロッパに反対するこの雰囲気に不安を覚える。」
と、補足した。

ルペン氏の躍進は、フランスの問題だけでは終わらない。ユーロ危機を背景に他の国でも右翼ポピュリストと反ヨーロッパ主義の政党の台頭を導く可能性がある。ベルギー、デンマーク、フィンランド、オーストリア、オランダにも、これらの思想が強い政党が存在する。

▼外部リンク

ヴェルト誌(Welt Online)
http://www.welt.de/politik/ausland/article106217384/Merkel-nach-gutem-Ergebnis-fuer-Le-Pen-beunruhigt.html

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