イタリア人はなんでいつも明るいのか?

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 依然、経済危機が続くイタリア。ところがテレビなどでも報道されている通り、多くのイタリア人たちは明るく暮らしている。以前と変わらず楽しそうに生きているのだ。
 モデル、タレントとして活躍するイタリア人タレント、パンツェッタ・ジローラモさんは、彼の故郷であるナポリを例にあげ、貧しい暮らしをしている人も多いが、みんな笑顔で楽しく暮らしていると述べる。

 どんよりした日本人と、陽気なイタリア人、その違いとは一体何なのか?
 ジローラモさんが執筆した『イタリア人式楽観思考法』(アスコム/刊)は、イタリア人の明るさの源泉と明るくポジティブに生きる方法がつづられた一冊。
 ここでは、どうしてイタリア人がどうして明るいのか、その理由を探っていく。

(1)笑顔でみんなにハッピーを伝えているから明るい
 「女性を口説くのがうまい」「誰にでも気軽に声をかける」というイメージが強いイタリア人だが、ジローラモさん曰く“恥ずかしがり屋も多い”とか。事実、ジローラモさんもかなりの恥ずかしがり屋だったが、それを克服するために行ったのが「笑顔で挨拶すること」。笑顔で挨拶すれば、必ず相手からも笑顔が返ってくる。そうしているうちに、どんどん知り合いが増えていったという。
 また、ジローラモさんは高校の頃に恩師から教えてもらった言葉を、今でも大事にしているという。それが「人生、笑顔が一番。笑顔があれば万事解決。笑顔が人生のパスポートなり」という言葉だ。いろいろなことをスムーズに運んでいく上で、よい笑顔は何より大切だ。日本人は笑顔が苦手な人も少なくないが、笑顔がないと気持ちがどんどん暗くなってしまう。
 笑顔でいることはそう難しいことじゃないはず。まずは、自分だけでも笑顔になってハッピーを伝えよう。そうすれば自ずと周囲も明るくなるはずだ。

(2)嫌いな仕事を“好き”に変えているから明るい
 「仕事が大変で、会社に行くのが嫌だ」という人はたくさんいる。理想的な改善方法は会社や仕事を好きになることだが、一度嫌だと思ったものをそうそう好きになることは難しい。
 そんなときは、お休みの日にハッピーな計画を立てよう。イタリア人は、何ヶ月も前から夏休みや長期休暇を楽しみに働く人も珍しくないそうで、そこでお金をパーッ使ってしまうことも多い。休みが少ないのであれば、自分へのご褒美をつくるのもいい。嫌なことばかり考えていると、もっと嫌になる。それが良くないのだ。イタリア人は日本人よりも労働時間が短いが、それは、早く遊びに行きたいと思うために日本人が10時間かかる仕事を5時間で終わらそうと集中するためだとジローラモさんは述べる。楽しむときは思いきり楽しみ、集中するときは集中するメリハリが、イタリア人の明るさを生む1つの要因なのだ。
 また、どうしても嫌な場合は、切り札として、仕事をやめてしまうのもアリだとジローラモさんは言う。彼自身、以前していた仕事があまりにもきつく、「もう無理!」と思った段階で、スパッとやめてしまったそうだ。もちろん、次の職場を探しておくことも大事ということを付け加えておこう。

(3)良いところを認めるから明るい
 ハッピーな感情は、ハッピーなコミュニケーションから生まれる。だから、円滑なコミュニケーションを心がけたいものだが、そのために重要なのが相手をほめること。誰でも自分を見てくれている人がいると嬉しいものだし、人の長所をちゃんと言葉にして相手に伝えられる人は、自信がある人だと受け取られやすい。特にリーダー的立場にある人は、部下をどんどんほめるべきだ。こうすれば、職場はどんどん明るくなるはず。
 ちなみに、ただ単にお世辞を言うのではダメ。ほめることの本質は、相手を認めることだ。さらに、自分を相手よりも「弱く」「下に」見せると良い。これは、ジローラモさん流の気遣い方法で、常に自分が謙虚でいることが何より大切だ。

 本書には、他にファッション術、恋愛術などを通し、経済危機でも明るさを忘れないイタリア人の楽観的思考法がつづられている。

 イタリア人はちょっとでも楽しそうなことがあれば迷わず即行動し、何よりも暗いところではなく、明るいところを見ようとするとジローラモさんは言う。どうせなら明るく楽しく生きよう、そう考えるのだ。
 経済の状況が悪いことや自分にお金がないことと、自分の幸せはあまり関係ない。朝、美味しいカフェで一日をスタートさせ、集中しながらも笑顔で仕事をし、夜は楽しい予定をいれる。仕事つまらない毎日を送るくらいなら、笑顔でいよう。そうすれば楽しいことが舞い込んでくる。ジローラモさんの言葉は、そんな風に思わせてくれる。
(新刊JP編集部)



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