英国・ロンドン発のブランド「Aquascutum(アクアスキュータム)」を展開するAcuascutum Group(アクアスキュータムグループ)が4月17日、日本の会社更生法にあたる会社管理手続を申請した。これにより、同社管財人の発表では、企業の譲渡先を探すため早期に協議入りしたい意向を示している。2009年までレナウンが出資をしていたが、全株式を英国でファッションブランドビジネスを展開するBroadwick Group Limitedに譲渡。以降、同社100%出資のもと運営していたが、赤字が続いていた。 英アクアスキュータムが経営破綻の画像を拡大

 「Aquascutum」は、1851年にジョン・エマリーが創業し、161年の歴史があるブランド。英国貴族も着用するトレンチコートは、ブランドのアイコン的存在となっている。ヨーロッパをはじめ、北アメリカ、アジアなど世界規模で展開。2011年には創設160周年を迎え、それを記念したキャンペーンなども行われていた。 日本での取り扱い企業はレナウンだが、2009年に商標権を譲渡した香港YGM Mart Limitedより長期のマスターライセンスを受けた上で「Aquascutum」ブランド衣料品等の企画・製造・販売を行っている。「Aquascutum」ブランドの商標権は地域ごとに分かれており、中国を除くアジア圏は香港YGM Mart Limited、アジア圏を除く地域はAcuascutum GroupのAcuascutum Limitedがそれぞれ保有。そのため、Acuascutum Groupと財務上関わりのない香港YGM Mart Limitedに属する日本での展開についてレナウンは、「影響がない」(同社・広報)と発表している。