有吉弘行が自身のラジオで、現在入院中の放送作家・高田文夫について心のうちを明かした。

お笑い芸人、有吉弘行は現在10本以上のレギュラー番組を抱える“売れっ子”である。しかしご存知の通り、有吉には猿岩石を解散して以降、3年ほど全く仕事がない時代があった。その不遇の時期に彼がお世話になったのが、4月11日に緊急入院した高田文夫だ。有吉は「気になってることがあって」と自身のラジオ『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系列)で高田との秘話を語りだした。

有吉の不遇の時代に、高田は幾度となく自身のラジオにゲストで呼び「有吉、いいぞいいぞ」と言ってくれたという。高田がラジオを休んだ時には、ピンチヒッターとして呼んでもらったこともある。テレビ出演などほとんどなかった時代のことだ。有吉の笑いの才能を早くに見出していたのだろう。さらに、当時高田が抱えていたスポーツ紙や数々の雑誌の連載に「有吉が最近面白い」とすべてに書いてくれたと語った。

そんな時期に有吉は、たびたび楽屋で先輩である上島竜兵に毒舌を吐きイジり倒していたのだ。その様子を見た高田は「(有吉は)楽屋で一番面白い。楽屋真打だ」と褒めてくれたそうだ。お笑いにまったく自信をなくしていた有吉は、「高田先生が言ってくれているってことは、俺も大きく間違ってはいないんだろう」、「尊敬している人に言われたから、自信になった」と当時の心のうちを吐露した。以降、有吉は「毒舌キャラ」、「イジりキャラ」として脚光を浴びていくことになる。

現在、入院中の高田は「不整脈による心肺機能の疾患」と病状が発表された。徐々に回復に向かっているが、入院治療に専念するためしばらくの間、仕事は全て休むという。有吉は「高田先生、心配なんだよね」と戸惑った様子で語っていた。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)