リヴォルノMFピエルマリオ・モロジーニの悲報を受け、週末の全試合が延期となったセリエA今季は5月13日に閉幕予定のため、来週ミッドウィークの25日にもリーグ戦が行われることになる。

現時点で最も可能性が高い案は、延期となった第33節をそのまま一週間ずらすというものだ。だが、一部のクラブ(『ANSA通信』によるとナポリ、インテル、ジェノア、ウディネーゼ)は反対している。

レーガが考えているのは、第33節を次の週末に開催し、第34節を25日にずらすというもの。週末に第34節をそのまま開催し、第33節を代替日程で開催する案よりも、一週間ずらすだけの案が好まれている。その方が、より公平性を保証できるからだ。レーガ会議は16日18時(現地時間、以下同)に予定されており、この場で日程が決定される。

25日に試合を開催する上で良いのは、祝日であること。12時30分、15時、18時と、時間帯を分けて開催することができる。だが、夜のプライムタイムはチャンピオンズリーグが行われるため開催できない。また、火曜や木曜に一部の試合をずらすこともないようだ。いずれにしても、23日から24日にかけての実現を目指していたイタリア代表の特別研修について、イタリアサッカー連盟も諦める用意をしている。

日程をめぐって内部で意見が分かれ、レーガが決断を下せないでいる状況を、ローマのフランコ・バルディーニGM(ゼネラルマネジャー)は批判している。

「リーグ戦を止めなければいけないほどの悲劇的状況においても、我々は愚かなことをせずにいられないのを見せてしまっている。レーガがどんな決定をしても、ローマは受け入れる。(一週間ずらすという案に)大多数が同意していると聞いている。だがそれでも、ほかのことよりも自分たちの利益を優先させようとする人たちを前に、レーガは決断を下すこともできない」