八百長問題で2年ぶりの開催となった大阪場所は、横綱白鵬が優勝決定戦で関脇鶴竜を下し22度目の優勝。鶴竜もその奮闘ぶりで大関昇進を果たすなど、一応は盛り上がりを見せる場所となった。しかし場所中、大阪の色街の方は“春は大阪場所から”とはいかなかったようだ。
 「一昨年までの場所中は、北新地や宗右衛門町をタニマチと歩く力士の姿が夜ごと見られたものです。彼らは遊びっぷりも豪快だけに、不景気に苦しむ夜の街にとっては救いの神のような存在でした」(地元紙記者)

 しかし、今年の大阪場所中は、取り組みの後に外出する力士の姿がめっきり減ったのだという。
 「久しぶりやのに誰も来てくれなかったんですよ。人の目があるのはわかるけど、顔出すぐらいはしてくれると思ってたのに」
 と嘆くのは、北新地のクラブのママ。場所そのものが中止になった去年はともかく、今回も姿を見かけないというのはどういうわけか。佐渡ヶ嶽部屋のある後援者はこう語る。
 「(八百長がらみで)まだみそぎが済んでいないというので、力士には禁足令が出ていました。(大阪場所担当の)貴乃花親方の指示が行き届いていて、パーティー以外の外出については、私らが誘っても断ってましたよ。泣きそうな声でね(笑)」

 外出禁止にガッカリしたのは“大阪最後の色街”飛田新地も同様だ。
 「お相撲さんは金離れがよくて、遊び方も大きな体を気にしてはんのか無茶せえへんから、ここらでは良いお客さん。ただ今年は2月に『お世話になります』のメールが来たのに、3月になったら謝りのメッセージが入っとった。ホンマに残念やわ」(従業員)

 大阪場所が本当の活気を取り戻すのは、来年以降ということか。