思い描いていた世界と違う......入社後にギャップを感じない会社の選び方とは

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期待に胸を躍らせて社会人デビューした新入社員。でも理想と違いすぎる現実に、思わず「こんなハズじゃなかった」とつぶやくような事態もあるようです。そこで社会人300人に"入社後に感じたギャップ"についてアンケートをとってみました。まずはコメントをどうぞ。

Q.入社して学生時代に思い描いていたことや期待とのギャップで、ショックを受けたり、悩んだりした経験はありましたか?

A.28%が「ある」と回答
・「スーツ姿でバリバリ仕事をするイメージが、作業着ばかり着ている現実」(男性/25歳/団体・公益法人・官公庁)
・「一般事務として入社したのでルーティンワーク中心かと思っていたが、本部配属だったため、新人でも常に判断して仕事をさせられた」(女性/32歳/機械・精密機器)
・「一人一台パソコンがない。あまりのアナログ具合にびっくり!」(女性/30歳/医療・福祉)
・「入社前はキャリアウーマン的なかっこいい自分を想像していたけれど、実際は泥くさい仕事だとギャップを感じた」(女性/23歳/生保・損保)
・「仕事というのは業務知識だけではなく、発想力や人間力が試されるということを痛感した」(男性/23歳/運輸・倉庫)

漠然と描いていた"社会人"のイメージが覆された、思っていた仕事内容と異なるなど、ギャップの理由はまちまちですが、実はこの"入社後の現実と理想のギャップに衝撃を受ける"という現象は"リアリティ・ショック"といって、よくあることだそう。ではそんなリアリティ・ショックに陥らない方法はあるのか。キャリアカウンセラーの齋藤めぐみさんに伺ってみました。

「行きたい会社に自分を合わせるのではなく、まず自分自身が、どんなポイントを大事に思い、企業を選ぶのかを見つめ直すことが重要ですね。その上で、会社説明会や面接の中でどれだけ自分の価値観と会社の価値観をすりあわせられるかだと思います」(齋藤さん)

仕事の内容を重視するのか、仕事のスタイルを重視するのか、職場などの環境を重視するのか、という優先順位を決めるということですね。

「すべてを満たす企業は、そうはありませんからね。それと同時に、企業に自分自身の『どこ』、『なに』を見てほしいのかを知っておくことが大切です。例えば、発想力を活かせる仕事に就きたいとか、細かい作業が得意であるとか。面接時に自分自身のことを理解し伝えていないことがギャップを生む最大の原因だと思います。"よく見せたい"、"内定がほしい"といった目的で企業に合わせた面接をすると、後でギャップを生むことになります」(同)

最善を尽くしてもギャップを感じてしまった場合はどうしたらいいでしょうか。

「企業のやり方や風土に慣れるのも一つの手ですが、ほかに良い方法があるならその会社に提案するもよし、自分自身のあり方を変化させるもよし、自らアクションをおこしてみると良いと思いますよ」(同)

ソーシャルメディアなどの普及から、その企業で働く人やカルチャーを知るための手段は以前より多くなっており、上手に利用できればギャップは減っていくはず、と話してくれた齋藤さん。内定を勝ち取ることだけが目標となってしまうとギャップは生じやすいもの。いざ働くときのことも考えて、ギャップを感じない会社選びができるといいですね。
文●ゴヘイ(エフスタイル)

取材協力:キャリアカウンセラー 齋藤めぐみさん
http://www.megumi-saitou.jp/

プロフィール:1998年、(株)リクルートエイブリックに入社。ビジネスの面白さに魅了される。その後、ソフトバンクで採用・教育に携わる。2007年に独立し、現在はフリーのキャリアカウンセラーとして、経営者や一般の方の相談を受けている。

調査期間: 2012年3月/アンケート対象:マイナビニュース会員
/有効回答数 300件(ウェブログイン式)