はねプリ -羽根が生えてるアプリが欲しい!- 第13回『Forklift Challenge』

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●『Forklift Challenge』ってどんなアプリ?

『Forklift Challenge』は加速度センサーを使った、『iPhone』を傾けることで操作をするレースゲームアプリ。操作するのは普通の車ではなくフォークリフトだ。ただしこのゲーム、普通のゲームと大きく違うところがひとつある。それはアプリの開発元がToyota Material Handling Europeであることからもわかるように、トヨタの技術力をアピールするためのゲームだということだ。具体的には、『SAS(System of Active Stability)』と呼ばれる、フォークリフトの転倒事故を防ぐための技術のありがたさがゲームを通してわかるようになっている。評価時使用バージョンは1.2.1。無料。

●アプリURL

http://itunes.apple.com/jp/app/id476528479?mt=8

●ひとことコメント

「これからも、トヨタのアプリからは目を離せないよね」

レビュア
はぎ:IT業界をひっそりただよう39歳。東大中退。
ねり:将来はガンダムパイロットになりたい女子大生。

はぎ:こないだね、『I am "86"』っていうアプリを触ってたんだよ。
ねり:それはどういうアプリですか?
はぎ:ハンドルに見立てて『iPhone』を持って走ると、バイクのエンジン音が楽しめるというアプリなんだ。曲がるときの音とかもリアルで、はたから見ると遊んでる人が非常にマヌケに見えるというすごい楽しいアプリ(笑)。
ねり:それは楽しい(笑)。
はぎ:でね、そのアプリを作ってるのがTOYOTA MOTOR CORP.ってところで、そういえばトヨタって、車を運転してるパパの後ろの席で子どもが楽しめる面白いGPSアプリも出してたなと思ったのね。
ねり:へえ! 素敵ですね! さすが車の会社という感じ。
はぎ:これも同じくTOYOTA MOTOR CORP.の『Backseat Driver』っていうアプリ。でさ、「トヨタのアプリ、ほかにもなにか面白いのがあるのではないか」と思っていろいろ調べてみた次第なのよ。
ねり:なるほどなるほど。
はぎ:そしたらあったよ、キラーアプリが……。
ねり:今度はどんなのなんですか……。
はぎ:その名も『Forklift Challenge』というんだけど、ええと、たぶん説明しないとわかんないと思うから、いまダウンロードしてみてよ。
ねり:わかりました!

――ダウンロード中――

ねり:ダウンロードしました!
はぎ:これは、Toyota Material Handling Europeってところが開発してるアプリで、つまるところ海外のアプリなんだけど、ざっくり言うとトラックに乗ってレースをするゲーム。まずはとりあえず遊んでみようか。
ねり:運転するトラックを選ぶんですね、えーと……。
はぎ:ま、どちらでもいいと思うよ。
ねり:じゃあ左側のを選んでみます!
はぎ:『iPhone』を傾けてハンドル操作をする形となっております。
ねり:わかりました!

――ゲームスタート――

はぎ:チープな3Dが胸を打つよね。
ねり:はい(笑)。
はぎ:ほら、画面が変わった。
ねり:え、これどういうことですか!? 『SAS』って何!?
はぎ:日本語じゃないからざっと読んだだけだけど、どうやらこのアプリはトヨタの『SAS(Systems of Active Stability)』っていう技術を宣伝するためのアプリらしい。さっきの画面でうまく『SAS』をオンにできたら、とてもラクに走れるんだよ。
ねり:そんないまさら!
はぎ:でも、いまはうまくゲットできてないから、なんかハンドリングが難しいよね?
ねり:はい! ……なんなんですか、全然うまくできません!
はぎ:(笑)。はい、ほら次のミッション。フォークリフトなんだからがんばって荷物を運ばないと。さあ、荷物をうまくゲットできるでしょうか。
ねり:なにこれイライラする! 全然できない!
はぎ:じゃあ一度メニュー戻って、こんどはうまく『SAS』を使えるようにしてみようぜ。
ねり:もう一度プレイ! 『SAS』をオン! え……。『SAS』があるとこんなに楽に操縦ができるなんて……!
はぎ:ほら、もうキミも『SAS』のとりこ……。
ねり:だってカーブのところとか、ものすごく楽なんです!
はぎ:アプリの説明によると、実際のフォークリフトは自動的に『SAS』がオンになるらしいぞ(笑)!
ねり:わあ、すごい(笑)!
はぎ:もうフォークリフト選びに迷うことはないよね!
ねり:本当ですね!
はぎ:と、なんだか微妙に中途半端なデキがものすごく心を揺さぶるんだよね、このアプリ。
ねり:はい(笑)。
はぎ:たぶんクソゲーと言って構わないデキだと思うんだけど、なんとかして『SAS』の魅力を伝えようと苦慮したであろう、ヨーロッパのアプリ開発者の苦悩を想像すると泣ける。
ねり:これ、展示会場とかで触ってたら、単に“子どもだまし”に見えてたかも。
はぎ:そうそう。でも手元で遊べると、なんだか味わい深いなあと。そしてもっと大切なことがひとつ。それは結局『SAS』ということばを覚えている僕らの存在。
ねり:広告!
はぎ:そうそう、そうですよ。マーケティングとしては大成功なのではないかと思うのよね。
ねり:『SAS』がなかったら機能しないですもんね、このゲーム。感動しちゃう。
はぎ:これからも、トヨタのアプリからは目を離せないよね。
ねり:はい、ほんと面白いです(笑)。
はぎ:その言葉聞いたらトヨタの人泣くと思う。嬉しくて。

はぎ:★★★★☆(いろいろアプリ外のことも含めて楽しかった)
ねり:★★★★☆(『SAS』最強)