「携帯市場の利益」7割はアップルが独占

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「iPhone 5は「10月発売で4インチ画面」」の写真・リンク付きの記事はこちら

新しいiPadが世界中のAppleファンの手にわたったので、次の関心は「iPhone 5」に移っている。4月9日(米国時間)には、3つの情報源から噂が登場した。今までのApple社製品を振り返りながら、これらの噂にどれくらい信憑性があるかを検討してみた。

10月発売

これまでiPhoneのほとんどは、Apple社がWWDC(世界開発者会議)を開催する6月に発売されてきた。しかし、2011年の『iPhone 4S』は10月に発売された。次のiPhoneについても、10月の発売になるという予測が数多くある。

そのひとつは、Foxconn(富士康)社の中国工場の人事部トップが情報源だ。この人物は韓国の『毎日経済新聞』の記者に対して、自分たちが受注しており、発売は10月の予定だと語っている

ソースの信憑性は薄い。Foxconn社人事部のマネージャーが、Apple社の内部情報にどれだけ近づけるというのだろう。また、Foxconn社の別のスタッフが、発売は6月だと述べたという報道もある。ただし、われわれとしては10月に発売される可能性は半々だと考えている。

仕様

『9to5 Mac』は、Apple社の次期iPhoneの仕様について内部情報を得たと報じている。それによると、RAMは1GBで、プロセッサーはiPadに搭載された『A5X』のiPhone版が搭載されるという。2コアのCPUに、4コアのGPUだ。

iPhone 4SとiPhone 4は、どちらもRAMが512MBしかないが、『iOS 5』は問題なく動いている。一方で、最新のiPadはA5Xを搭載し、RAMも1GBに増加している。iPhone 4Sでは、先に発売された『iPad 2』と同じくデュアルコアの『A5』プロセッサーが採用された。つまり、iPhoneがiPadの技術を採用するのには先例がある。

なお、9to5 Mac発の噂はこれまでけっこう当たっている。噂の信憑性としては「中」程度だろう。

外見

Topeka Capital Markets社のアナリスト、ブライアン・ホワイトは中国に飛び、次期iPhoneについて重要な情報をつかんで帰国した。ホワイト氏によると、「4インチの画面で、おそらくはユニボディの筐体が必要な新しい外観」だという。iPhone 4Sは10月発売だったが、早ければ8月〜9月の発売だとも話している。

次のiPhoneは4インチあるいはそれ以上のディスプレイになるという噂は、これまでにも登場したことがある(日本語版記事)。また多くのアナリストも、その可能性はかなり高いと述べている

ホワイト氏はこれまでに、Apple社が独自のテレビ、小型版のiPad、デザインが変更された『iPhone 5』を発売すると述べてきた。これらはまだどれも日の目を見ていないが、これから先もそうだとは限らない。情報源としては怪しいが、信憑性としては「中」程度だろう。

TEXT BY CHRISTINA BONNINGTON
TRANSLATION BY ガリレオ -緒方 亮/藤原聡美



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