マドンナ、アンジー...手続きが大変な養子縁組、セレブには有利? 写真:Abaca USA/アフロ

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セレブリティの養子家族といえば、マドンナやアンジェリーナ・ジョリー。最近では、シャーリーズ・セロンが突然の養子縁組を発表し、ジャクソン君を家族に迎え入れたばかり。

今やハリウッドでは珍しくなくなった養子縁組。しかしその手続きには高い費用がかかる上、複雑で長い期間がかかるとか。裕福でセレブとなると、やはりここでも特別扱いなのだろうか。

米ゴシップ雑誌『InTouch Weekly』副編集長のドロシー・カッサーセリは、「エージェンシーの多くは、セレブだからといって特別扱いはないと言います。セレブたちもこれと同じ立場です」と語る。「マドンナは、アフリカはマラウィからデイヴィッド・バンダ君を最短の手続きで養子縁組が成立したと報じられ、バッシングされました。マドンナは当時、自分が有名人であることや金持ちであることは手続きが早く終わったことと何の関係もない、と主張していました。なぜなら彼女も、一般の場合とまったく同じプロセスを踏んでいたからです」

一方、養子縁組の専門家でカンバーランド大学のデイヴィッド・スモリン教授は、マラウィでは同国に居住していない者には養子縁組を認めていないが、マドンナはこの国に人道的支援を行なっていたことから、マーシー・ジェームズちゃんとデイヴィッド君を迎え入れるとき規則のいくつかを省略できたと話す。

「マドンナにとっては、セレブであることよりも裕福であることの方が重要でした。マラウィには巨額の人道的支援もしていましたからね」とスモリン教授は言う。「ある部分では、寄付金の多さで彼らは特別扱いを受けているとも言えるでしょう」

ちなみにアンジーがベトナムからパックス君を引き取るときにはシングルマザーだったが、他にも父母で構成された夫婦が他にもいたにもかかわらず、セレブという地位によって手続きが許された、と報じられている。

『The Cult of Celebrity』の著者、クーパー・ローレンスも、"セレブ"ではなく"金持ち"だったから手続きがスムーズに進んだ例として、デイヴィッド君のケースを挙げている。

「マドンナが現金を出すまでは、手続きが難航していたのは周知のこと。ほとんどの人には真似できないことだけど、マドンナもアンジェリーナ・ジョリーも、孤児院に直接寄付するなどして、その国の子どもたちの環境改善のために必要な何万ドルという大金を持っている」

NYを拠点に養子縁組の包括的な活動を行なう、センター・フォー・アダプション・ポリシー(Center for Adoption Policy)のアン・リーズも、"セレブ"だから養子縁組の手続きが簡単になることはないが、養子縁組の形態によっては経済的な理由で若干有利になることを認めている。

リーズはまた、セレブの養子縁組やメディアの高い関心は、この分野によい影響をもたらすだろうと語る。「成功を収めたセレブの養子縁組は良いことです。養子縁組を通じて家族作りの前向きな報道が増えれば、両親が必要な子どもたちが養父母を見つけるチャンスもその分、広がるのですから」

今後は、アンジーのように養子を迎えて大家族になるセレブも徐々に増えていくかもしれませんね!

養子を迎えたシャーリーズ・セロン