会議やブレストといった場で、なかなか自分の意見を発表できずに「今日もダメだった」と肩を落としてはいませんか。自分の考えがまとまっているにも関わらず、発言できないのはもったいないもの。そういった状況が続くと、会議やブレストのクオリティが下がる一方です。発言できない理由の一つに、主張の強い人に遠慮しているということはありませんか?

 毎回、政治をテーマに議論が白熱する『ビートたけしのTVタックル』。自分の意見を言いたくて仕方のない専門家たちが集う同番組で、進行役を務める阿川佐和子さんは、「質問や発言の挟み込み方」にはテクニックがあるといいます。

 勢いよく話している出演者がいた場合、無理に話を中断させずに、まずは話の流れを耳に入れるそうです。そろそろ話のピリオドが打たれそうな気配を感じたとき、ちょうどその頃合に人間は息継ぎをするので、そのタイミングを見計らって、「三宅(久之)さんは、どう思われますか?」と発言したそうな人にバトンを渡すといいます。

 これをあまりに早いタイミングでやると、話の腰を折られたゲストは気分を害してしまうので、タイミングと話の内容をよく吟味して挟み込むのです。

 また、阿川さんが感服したという同様のテクニックがあります。それは、相手の話がなかなか終わらないことがわかった時、タイミングを見計らって、ちょっとした隙間で「たしかに大竹(まこと)さんのおっしゃるとおり」と相手に敬意を表し、意見に同調するのです。すると、同調された人は、「でしょ?」と一瞬油断。その隙を狙うのです。「おっしゃるとおりではありますが......」と、そこから反論を展開するのです。

 押す前にまず引く。ビジネスだけでなく、恋人との喧嘩など、色んな場面で使えそうなテクニックです。



『自分の意見を通すためには、まず相手を褒める?』
 著者:
 出版社:文藝春秋
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