日本には"諸行無常"という言葉があるが、どうやら中にはあまり変わらないものもあるようだ。例えば「GUESS」(ゲス)の広告に再び登場したクラウディア・シファーの容姿のように。

ドイツ出身で、90年代のスーパーモデルブームをけん引した1人でもあるクラウディア。彼女はこのほど、「GUESS」のブランド誕生30周年を記念した広告撮影に臨んでいる。クラウディアは1989年から1991年まで同ブランドの6枚のキャンペーン広告に登場したように、今回も有名ファッション・フォトグラファー、エレン・フォン・アンワースの前でポーズをとる。

「(クラウディアは)『GUESS』にとって、そしてエレンのキャリアにとってもターニング・ポイントとなった。同様に、『GUESS』はクラウディアにとってのターニング・ポイントでもあったんだ」と語るのは、同ブランドのCEOポール・マルシアーノ。クラウディアが見いだされたのは、ブランド誕生からまだ8年だった1989年のことだった。

だがエレンが撮った写真は多くの人の注目を集めることに。中でも、髪をアップにし、黒レース製のビスチェだけを身に着けたクラウディア(当時19歳)の姿は有名だ。

現在41歳のクラウディアは、結婚して3人の子どもにも恵まれた。最近ではモデル業よりも、ニットウェアのデザインに力を注いでいる。とはいうものの、カメラの前ではまるで1989年からまったく年を取っていないかのようだ。写真に「30 Sexy Years!」と赤で書かれていなければ、どれが昔のもので、どれが最近のものか判断に困るころだろう(4枚のうち最初の2枚が現在、あとの2枚が昔のもの)。