覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた元女優の酒井法子さん(41)が2012年11月にも芸能界復帰する、といった報道も出ていたが、弟が2012年3月27日に脅迫容疑で逮捕されたことがわかったため、復帰はかなり遠のいたのではないか、という見方が浮上している。

報道によれば弟(33)は暴力団関係者で、今回の逮捕は酒井さんの元夫の父親が経営するスキーショップで「姉の逮捕は元夫の責任だ」などとショップの従業員を脅迫した疑い。

執行猶予が明けるまでは無収入生活続く

報道によれば弟は酒井さんの異母弟で、09年6月に覚せい罪取締法違反で逮捕され服役を終えたばかり。スキーショップに度々現れるという情報を元に警察が張り込んでいて、現行犯逮捕した。弟は容疑を否認しているという。

酒井さんが芸能界に復帰すると報道された理由は、12年の11月で執行猶予期間が過ぎるため。復帰に向けて酒井さんは夫と離婚し、介護福祉関係の資格取得を目指し創造学園大学(群馬県高崎市)ソーシャルワーク学科に入学。左足首と指のタトゥーを除去するためクリニックに通院もした。

11年10月には「婦人公論」や「女性自身」のインタビューに応じ、

「みなさまに許していただけるのならば、復帰はしたいと思っています。もともと大好きで入った世界」

などと意欲を示していた。12年2月、3月には長男の中学受験と小学校の卒業式に同伴し、マスコミの質問にも答えている。報道によれば、執行猶予期間があけるまでは無収入生活だそうで、息子もそんな酒井さんを気遣っている、などと書かれている。

「無理に復帰させたらバッシングに沈むだけ」

しかし、生活費や子育てのためにはいつまでも無収入というわけにはいかない。芸能界復帰への準備が進んでいるかのようだが、弟が脅迫容疑で逮捕されたのは打撃だ。芸能界での身内の不祥事と言えば、元「モーニング娘。」の後藤真希さんは、実弟が起こした強盗致傷・窃盗などの罪で芸能活動休止に追い込まれている。ネットの掲示板やブログを見ると、復帰が遠のいたと考えている人が殆どだ。

復帰について酒井さんをよく知る人物は、今回の弟の逮捕は復帰に大きな影を落としたのは間違いない、としたうえで、

「そもそも11月復帰というのはマスコミが勝手に発信した事であり、まずは無事に執行猶予が解けることと、皆さんに約束した介護の資格を取ることが大事。復帰の話題が出るのはそれからで、そうでなければ誰も納得はしないし、無理に復帰させたらバッシングに沈むだけ」

と説明した。それでは仮に芸能界に復帰するとすれば、支えるのは元所属事務所のサンミュージックなのだろうか。もっとも、同社広報は、

「当社は酒井を解雇しています。執行猶予中の方に関して何もお話できることはありません」

と話している。