クラウドより便利で速い!安全!大容量!デュアルHDDで大事なデータを守る必殺技
今や、なんでもネットでできる時代を迎えようとしている。
ネットのサイトで買い物をしても翌日に届くし、ケーブルTVを導入したり、レンタル店でDVDを借りたりしなくてもネットで海外ドラマや映画も見られる時代だ。
さらにネットをいつでもどこでも活用できるスマートフォンやタブレットの登場で、世界のあらゆるものがインターネットを通して便利に利用できるようになってきた。

その中でも今後注目されているのが、クラウドというサービスだ。iCloud やDropboxやSugarSyncなどのサービスを聞いたこともある人も多いだろう。

こうしたクラウドサービスは、写真や音楽、パソコンのデータなどをインターネット上に置いて、スマホやタブレットなどで好きなときに好きなだけ使える便利なサービスだ。

クラウドのオンラインストレージサービスのメリットは、下記のように手間がなく、手軽に写真や音楽、仕事のデータを面倒なケーブルやメモリカードの差し替えなしにできることだ。
1.スマホやタブレット、PC間でデータを無線でやりとりできる
2.スマホやパソコンが故障・破損してもデータを守れる

クラウドを使えば、スマホやタブレット、パソコンが故障したときでもデータを取り出せるというわけだ。

しかし、ちょっと待った。

このクラウドサービスは、大抵は世界各国に散らばっているサーバ上にデータが保存されており、自分のデータがどこに保存されているのか、普通はわからない。クラウドで利用するデータは、大事な家族や友人などの写真や、仕事の資料だったりするが、これは立派な個人情報だ。思い出がつまった運動会や文化祭、家族旅行のようなプライベートな写真をインターネット上のサーバに置くことに不安や抵抗を感じる人も少ない。

またテレビの内蔵ハードディスク(HDD)に録画した番組を移動させたり、大量PCデータをバックアップといったケースでは、データ転送に時間が掛かるクラウドサービスは不向きでもあるのだ。

では、パソコンや外付けHDDに保存しておけば安心かというと、実はそうでもない。
パソコンや外付けHDDは、故障は皆無ではない。パソコンを使ったことのある人ならわかるとおもうが、HDDは突然壊れることがあるのだ。

もちろん、企業のような安全なHDDシステムを使えばデータ消失はほぼ防げるが、それには知識も予算も必要だ。

ところが、インターネットを調べて、その問題を解決できるアイテムを見つけた。
それが、アイ・オー・データ機器のミラーリング対応 超高速 LAN接続型ハードディスク「HDL2-Aシリーズ」だ。

■クラウド要らずの多機能HDD
「HDL2-Aシリーズ」は、ミラーリング機能を備えた超高速LAN接続型ハードディスクだ。
ミラーリング対応 超高速 LAN接続型ハードディスク「HDL2-Aシリーズ」

「HDL2-Aシリーズ」は、『スマホ写真は個人情報!安い・安心・大容量のパーソナルクラウドを実現する魔法の小箱「HDL-CE」』で紹介した「HDL-CE」と似ているが、特別な機能が備わっているのだ。

これまで、個人向け製品では簡単に利用できなかった機能をもっているのだ。
1.データが消失しにくいミラーリングによるWバックアップ
2.デュアルHDDで大容量・高速アクセス

※1、2は初期設定時にどちらかを選ぶ。
「HDL2-Aシリーズ」のパッケージ

本体には、LANケーブル(1m)、ACアダプター、ACコード、サポートソフトウェア(CD-ROM)などが同梱されている。
「HDL2-Aシリーズ」の付属品

●2倍も速いデータ転送!まさに高速アクセス
本製品は、約100MB/sの(読み込み時※)高速なアクセスを実現したミラーリング対応LAN接続型ハードディスク(NAS)だ。新チップ採用により、USB 2.0を超える高速転送を実現した。

「HDL-CE」の高速読込モードでのアクセスが52.7MB/sであることを考えると、2倍近く高速にアクセスできるわけだ。

●大容量モードで、スマホやタブレット、PC、テレビもコレ1台でバックアップ
スマートフォンからのアクセスにも対応しAndroid端末やiPhoneなどからインターネットを通じて 動画や写真、文書ファイルを閲覧可能だ。DTCP-IPにも対応しているので、録画対応テレビやスカパー!HDの番組を録画・ダビングして保存し、共有することもできる。

さらに2台搭載しているハードディスクを1台としてつかえるので、2テラバイト(TB)、4テラバイト(TB)、6テラバイト(TB)もの大容量ドライブとして利用できるのだ。

●企業の安全性が家庭でできるミラーリング
本製品は、2台のハードディスクを搭載しミラーリング(RAID 1)を構成することが可能なので、万が一1台のハードディスクが故障した場合でも大切なデータを残すことができる。

故障したハードディスクは、正面のランプにより確認できるので、一旦電源を落としてから、新しいハードディスクに交換するだけの手軽さだ。電源を再投入すると、自動復旧(オートリビルド)し再びミラーリング状態に再構成される。

※ストライピング(RAID 0)を構成した状態でのReadの実測値。HDL2-Aシリーズの出荷時のRAID設定はストライピング(RAID 0)となる。ミラーリング(RAID 1)では利用可能な容量は記載の容量の半分になる。
2台のハードディスクを搭載しミラーリング(RAID 1)を構成することが可能だ


■設定はルーターに繋ぐだけ
「HDL2-Aシリーズ」のセットアップは簡単だ。

1.ルーターに接続
「HDL2-Aシリーズ」をネット-ワーク内のルーターに接続する。

2. コンセントに接続
「HDL2-Aシリーズ」にACアダプターを接続したらコンセントに接続する。

3.電源オン
「HDL2-Aシリーズ」の電源を入れる。

4.初期設定をする
添付のCD-ROMをパソコンにセットし、画面の指示どおりに初期設定を行う。
(本製品の名前、固定にする場合のIPアドレスの設定など)

「HDL2-Aシリーズ」をネット-ワーク内のルーターに接続する

「HDL2-Aシリーズ」は、ルーターに接続するだけで、すぐに使えるというわけだ。


■「HDL2-Aシリーズ」を使ってみよう
早速、「HDL2-Aシリーズ」を使ってみよう。機能は多いが、必要なものだけ使えばよい。

1.共有フォルダーにアクセス
「HDL2-Aシリーズ」は、ネットワークドライブなので、ネットワークに接続されたパソコンから自由にアクセスができる。

Windows7では、「スタート」をクリックし、「プログラムとファイルの検索」をクリック後「\\landisk-xxxxxx」と入力する。
※xxxxxxは、MACアドレスの下6桁

検索された「\\landisk-xxxxxx」を選択すると、「HDL2-Aシリーズ」にアクセスすることができる。
ネットワークに接続されたパソコンから自由にアクセスできる

2.番組をムーブする
液晶テレビから録画した地デジをムーブ
本製品は、東芝ハイビジョン液晶テレビ〈レグザ〉または日立プラズマ/液晶テレビWooo、およびシャープ液晶テレビAQUOSからLAN DISKへのムーブに対応している。

〈レグザ〉の内蔵ハードディスクやUSB/LAN接続の外付けハードディスク、Woooの内蔵ハードディスクや、Woooに接続したカセットHDD(iVDR-S)に録画した番組をダビング可能だ。

※6.0TBモデルは〈レグザ〉に対応していない。ダビングしたコンテンツの削除には、〈レグザ〉・Woooからの操作やテレビ、パソコンからのブラウザ操作が必要となる。

ブルーレイレコーダーへムーブ
ブルーレイレコーダーにも対応しており、東芝ブルーレイレコーダー「レグザブルーレイ」、Panasonicブルーレイレコーダー「ブルーレイディーガ」へ、LAN DISK上のコンテンツを高速ムーブ可能だ。

気に入ったコンテンツを、レコーダー上で編集し、DVDメディアまたはブルーレイメディアで残すことができる。

また、「DTCP-IPネットワークダビング」に対応したブルーレイディスクドライブ(型番:BRD-U8DM、DVR-U24DM)でもDVDメディアまたはブルーレイメディアに残すことが可能だ。
東芝ハイビジョン液晶テレビ〈レグザ〉の番組をムーブできる

3.外出先からスマートフォンでアクセス
「HDL2-Aシリーズ」の公開するフォルダーを設定しておけば、
スマートフォンから簡単にアクセスすることができる。

スマートフォンやタブレット端末のWebブラウザで専用ページ「iobb.net」にアクセスし、あらかじめ設定しておいたLAN DISKのユーザー名、パスワードでログインするだけでよい。

動画の再生はストリーミング方式なので、大きなファイルでも読み込み時間を少なく再生できる点で優れている。また、アプリを使わないブラウザベースのアクセス方式を採用しているので、インストールやアップデートの必要がなく、これから発売されるスマートフォンやOSにも即時対応できるだろう。

音楽、オフィスファイルなどを保存しておけば、スマートフォンで活用できそうだ。

※スマートフォンからのアップロードには対応していない。また、再生可能なコンテンツは機種により異なる。
スマートフォンから簡単にアクセスできる

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・iPhone、iPad2、東芝ハイビジョン液晶テレビ〈レグザ〉,ASUS ZENBOOK、optimus LTE
ミラーリング対応 超高速 LAN接続型ハードディスク「HDL2-Aシリーズ」



「HDL2-Aシリーズ」があれば、安全なパーソナルクラウド環境を簡単に構築することができる。

ネットワーク環境に対応しているので、PCデータのバックアップも手軽にできるうえに、テレビで録画した番組のダビング先として利用する事や、ブルーレイレコーダーへのムーブにも対応している。

気になる価格だが、「HDL2-Aシリーズ」は、2テラバイト(TB)のモデル(LANDISK HDL2-A2.0)が実売価格2万4,000円を切る価格で販売されている。2TBのドライブ単体が実売価格1万1千円前後で販売されていることを考慮すると、機能的な面でお買い得感があるだろう。
※原稿執筆時

わざわざ2つのドライブを用意するよりも、これ1台で安全なミラーリング環境が構築できるのは嬉しい。さらにスマホ連携や地デジ番組のダビングなど、機能面でお買い得感があるだろう。
家族みんなで利用できる安全なクラウド環境を持ちたい人は、「HDL2-Aシリーズ」という選択肢を考えてみては如何だろうか。

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