日本でも絶賛公開中の『マリリン 7日間の恋』、カツラにまつわる裏話 写真:UPI/アフロ

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役者が役に入り込むには、技量以外のものを必要とする場合がある。例えば衣装やメイクが、役作りのプロセスで大きな部分を占めることだってあるのだ。少なくともミシェル・ウィリアムズはその理由を知っているはず。

新作『マリリン 7日間の恋』でマリリン・モンローに扮して高い評価を獲得し、アカデミー賞では最優秀主演女優賞にノミネートされたミシェル。彼女もまた、衣装部から助けを得た。『New York Times』紙によると、ミシェルはマリリンになりきるべく、4,000ドル(約33万円)のカツラを身に着けたそうだ。

ハリウッド映画が高価な小道具を使用するのは珍しくない。だが、なぜ女優本人の髪を使わないのだろうか? 長さに問題があるときもあれば(『New York Times』いわく、ミシェルの髪はマリリンを演じるのに短すぎたとか)、ほぼ毎日続く撮影の都合上ということもある。例えば、アクション映画『One for the Money』のキャサリン・ハイグルの場合は後者だ。

「キャサリンが演じるステファニー・プラムという役柄の設定上、髪を毎日カールしたり、メチャクチャにしなければならなかった。だけどそれはかなり骨の折れる作業だった。ステファニーはヘアモデルじゃないからね」と、キャサリンがかぶるカツラを担当したショーン・フラニガンは言う。「キャサリンの髪を毎日同じスタイルに保つよりは、カツラを使った方が楽だったんだ」

ハリウッドにおけるカツラ事情をさらに詳しく知りたい方は、『New York Times』からどうぞ(英語)。

『マリリン 7日間の恋』プレミア
ミシェル「最初から自分が(マリリンを)演じたいと思っていたの」
サイモン・カーティス監督「ミシェルが演じたマリリンにはとても満足している。本当にうれしく思っているよ」
「日々、ミシェルがマリリンに近づいていく様子を見られたのはとても楽しかった」