ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、1月にマンチェスター・シティFWカルロス・テベスの獲得に動いた。だが、この取引が破談となると、カターニアからFWマキシ・ロペスを獲得している。テベスがミランのユニフォームを着ることはない。ガッリアーニ代表取締役は22日、次のように話した。

「こういう電車が2度も通りすぎることはない。昨日、カルリートスを見た。半年ぶりなのに普段どおりに試合に出て、彼はゲームを変えた。マンCにとってターニングポイントとなるかもしれない一戦となった。彼には夢中になってしまうよ。私はテベスにほれ込んでいた。だが、運命がこうだと決めたんだ。そして、我々はM・ロペスに非常に満足している」

ミランはユヴェントスとの延長戦の末、コッパ・イタリア準決勝で敗退した。

「リーグ戦残りの10試合で起きることは、コッパ・イタリア準決勝とは関係ない。我々はホームで1−2と敗れ、トリノで2−1と勝った。そして延長戦で敗れたんだ。延長での1ゴールが違いとなった。この敗退が尾を引くことはない」

ユヴェントスFWアレッサンドロ・デル・ピエーロは試合後、ミランMFクラレンス・セードルフのユニフォームを着て勝利を祝っていた。

「良かったね。先日の試合の雰囲気は良かったと思う。スタジアムも良い振る舞いだったし、素晴らしいライバル同士の見事な試合だった。ライバル関係というのは、サッカーにとって欠かせないものだ。デル・ピエーロをミランに? 頼むから、マーケットの話はよしてくれ」

ミランは次節、ローマと対戦する。ガッリアーニ代表取締役はウディネーゼ戦と同じ重要度を持つ一戦と見ているようだ。

「それ以降の残り9試合と同じく、非常に重要な試合だ。ウディネーゼ戦で我々はリーグの流れを変えた。ローテーション? 私はずっとそれに反対している。すべての試合でミランはベストメンバーで戦わなければいけない」

先日、マルコ・ファン・バステン氏のことが騒ぎとなったが、ガッリアーニ代表取締役はマッシミリアーノ・アッレグリ監督が長く指揮を執ると強調している。

「ファン・バステンとは話していない。我々はアッレグリとの契約を2年延長したし、彼が長くここに残るとすべてが示している。ファン・バステンはファン・バステンだ。だが、監督のことは我々にとって最後に取り組む問題だね」