10ヶ月ぶりにビーチに戻って来た尾崎睦。前十字靭帯断裂からのリハビリはアスリートにとって肉体的にも精神的にもつらい作業だ。まだ本来の動きではないが焦らないでほしい
ツアー予選会。女子は昨季の新人賞・宮川、男子は44歳の高尾らシードチーム決定<ビーチバレー>

 国内ビーチバレーのJBVツアー2012予選会は17、18の両日、川崎マリエン(川崎市)にて行われた。男女各16チームがツアーの年間シードを争い、女子は松山紘子(teamSandBlock)・宮川紗麻亜(フリー)組、保立沙織・永田唯組(NAS)、尾崎睦(湘南ベルマーレ)・草野歩組の3チームが獲得。男子は畑信也(ペボニア・ボタニカ)・日高裕次郎組、高尾和行(NASKYUBA)・畑辺純希(KYUBA)組、奥平翔悟(BELLONA)・瀬田久史組の3チームがシードを得た。

 女子は昨季、インドアから転向、ルーキーながら3位の表彰台に二度立ち、新人賞に輝いた宮川が松山と組んだニューペアで危なげなくシードを獲得。同じく昨季のルーキー永田もベテランの保立とのチームで予選を勝ち抜いた。

 また、尾崎は昨年5月の開幕戦で右膝の前十字靱帯を断裂、再結成され総合チャンピオンも期待された草野とのペアもポイントを取ることなくシードを失った。しかし尾崎は再建手術を行い、リハビリを重ね今シーズンの予選会に、ビーチに戻って来た。本大会まだ本来のスピード感あふれる尾崎の動きには遠く、体力的にも足りていなかったが、その分10ヶ月パートナーを待ち続けた草野がカバーし、シードの3枠目に滑り込んだ。

 男子は96年アトランタ五輪代表、44歳の高尾がツアーに復帰。畑辺とのペアでセットを失うことなくシードを得た。高尾は常に狙われる状況でもテクニックと経験の差を見せ、また時折小雨がぱらつく中、集まった観客を沸かせるパフォーマンスも魅せた。

 今シーズンはツアー出場チーム数が増された(昨季は8チーム)。これら予選を勝ち抜いたチームに加え、昨季の獲得ポイントにより既にシードが決まっている4チーム、各大会でのワイルドカード5チームの男女各12チームが全7戦を戦う。

 開幕戦のスポーツクラブNASオープンはお台場海浜公園にて5月4日から行われる。

(取材・文=小崎仁久)