マッシモ・モラッティ会長が試合途中でスタンド観戦をやめたのではないか。FWディエゴ・フォルランが途中出場を拒否したのではないか。終盤、DFルシオのアタランタFWマノーロ・ガッビアディーニへのプレーはPKだったのではないか。

18日のセリエA第28節で、アタランタとホームで0−0と引き分けたインテル。クラウディオ・ラニエリ監督は試合後、あらゆる質問に応えようとした。簡単ではないことだ。

ラニエリ監督はハーフタイムでスタンドを後にしたモラッティ会長について、「我々を鼓舞するために、会長は(ドレッシングルームへ)降りて来てくれたんだ」と騒動を否定した。

次はフォルランについてだ。出場を拒否したのかと騒がれる同選手だが、指揮官は「拒否していない。彼とは戦術的なことを話していたんだ」と強調した。フォルラン本人も「問題は何もない」と話している。最後に、ルシオのプレーについて、ラニエリ監督は「(PKも)あり得た」とコメントした。

あまり先を見すぎても、意味はない。ラニエリ監督が見ているのは、直近のことだ。

「1試合ごとに考えていこう。サポーターたちに幻想を抱かせることなく、ね。我々はあまりにも長くそれをやってきてしまった。苦しみながらではなるが、我々はチャンスをつくり、それをミスしている。だが、もっと気迫を出し、もっと決定的でなければいけない。今年は情熱の年で、選手たちはまったく諦めていない。自分たちがやっていることを信じ続けている」