ユヴェントスとミランに警告だ。マンチェスター・ユナイテッドがインテルナシオナウFWレアンドロ・ダミアンに3000万ユーロ(約33億円)をオファーした。アレックス・ファーガソン監督が直接、交渉に乗り出しているという。同選手をめぐるマーケットの動きは活発になっている。

マンUが名乗りをあげたことで、イタリアの2クラブは戦略変更を強いられることになる。これ以上様子見をしていることはできない。ユヴェントスのファビオ・パラーティチSD(スポーツディレクター)は直接、L・ダミアンのことをチェックしている。先日、スイスで行われたボスニア・ヘルツェゴビナとのブラジル代表戦でもそうだ。ボスニア戦でのL・ダミアンのプレーは落胆させるものだったが。

ユヴェントス、そして何よりミランには、ファーガソン監督に対して小さいが、だが重要なアドバンテージがある。L・ダミアン自身が選択肢として、バルセロナのすぐ次にセリエAを掲げていることだ。ただ、共感があるというだけでは不十分である。本当の問題は、3000万ユーロを投じるつもりがあるか、ということだ。先日のコパ・リベルタドーレスでハットトリックを記録し、マノ・メネゼス監督の下でセレソンのレギュラーになりつつあることを忘れてはいけない。

最後に、魔法のような名前を持ったブラジルの若い青年を紹介しよう。FWロナウジーニョとともに、近くFWアドリアーノも復帰すると言われるフラメンゴだが、その下部組織には非常に興味深い若手が所属しているのだ。

その選手とは、17歳のドグラス・バッジョという。リオのカップ戦で「ブラジルのバッジョ」が決めた3ゴールの映像は、世界を駆け巡り、当然のように多くのスカウトの目を引いている。その筆頭がナポリとインテルであり、チェルシーやレアル・マドリーだ。

D・バッジョは夏のマーケットで注目の一人となるのだろうか? ときには、言葉だけでも十分なものである。そして、サッカーにおいて、「バッジョ」とは絶対最上級だ。