本当は自分も中に入って弾けてみたかったのですが、グッと我慢しつづけた7年間だったと振り返ります。

最後の最後は、はっちゃけることができたのですが……(笑)。

多くの才能が集まり積み重ねていった結果、ファイナルを迎えられたことを実感としてヒシヒシと感じていますし、我々作り手の熱い想いをぶつけることもできました。

そんな『灼眼のシャナ』を長く慈しんでもらいたいと心から思います」高橋弥七郎氏(原作・監修)「今年は2012年。

小説の第一巻が出た2002年から、はや十年が経とうとしています。

これは、当時小学生だった方が大学生、社会人になっている程の年月です。

これだけ長く書き続けてこられたこと、納得いく形でシリーズ完結まで書かせて貰えたこと、ともに稀有な事例であると思います。

これら全て、作品を支えて頂いた読者の皆様、挿絵のいとうのいぢさん、担当編集三木一馬氏のお陰です。

アニメも2005年から始まって、おおよそ七年。

二つのテレビシリーズに劇場版、OVAシリーズなどの歩みを続け、遂に最終シリーズにして原作の完結までをアニメ化したIII(ファイナル)の放送を迎えています。

今期は特に、スタッフ諸氏のご厚意から幾らかの作業にも加えて頂き、また相応以上の成果を、素晴らしい映像と熱演の形で受け取る幸運にも恵まれました。

原作者としての喜び、これに勝るものはありません。

全ての方々に感謝いたします。

どうもありがとうございました。

視聴者の皆様も、どうかこの『灼眼のシャナIII(ファイナル)』、シャナと悠二の世界を賭けた痴話喧嘩の行く末を見届けて頂けますよう、宜しくお願い申し上げます」最終回の放送を直前に控える2012年3月23日には、シネマート新宿にて『灼眼のシャナIII-FINAL- 最終回放送直前イベント』が開催される。

イベントでは、最終回の放送前に、いち早くその結末を大スクリーンで鑑賞、さらには、メインキャスト&スタッフさらには原作者を交えての2005年からはじまった長いシリーズを振り返る貴重なトークを聴くことができる。

さらに全国の映画館でこのイベントの模様が生中継上映されることもあわせて決定している。