★今回のお試しアイテム

コラージュ新聞や書類、布、ビーズなどばらばらの素材のものを切り貼りして組み合わせてつくる、現代絵画の技法の一つ。フランス語の「貼り付ける」が語源。最近では写真や紙などにクラフトを加えておしゃれな作品にしたり、雑貨やスクラップブックをつくったりと、より身近に使われている。

 ちょっと前はカメラやケータイ、スマートフォンケースなどにキラキラなデコレーションを加える「デコ女子」がたくさんいましたね。不器用な私は憧れつつも自分ではできないと思い、きらっきらなサクランボがついたスマートフォンケースを購入し、なんちゃってデコ女子を装ってみたものです。でも最近はネイルを始め、あまりデコを盛っている人って見かけなくなったなーと思っていたところに「デコ女子終焉」の案内をもらいました。ガーン(古典的なリアクションですみません)。そして、これからは「コラージュ女子」が注目だとか。流行ってあっという間に去って、やってくるのね。この流れに乗ってみようと、「オトナ女子のためのフォトコラージュ講座」に参加してみました。

 講座を主催したカラルスに聞いたところ、コラージュ女子とは、ブログやTwitter、Facebookなどのソーシャルメディアでオリジナリティを表現するアクティブな女子たちのこと。セルフプロデュースの方法として、コラージュを使っているのだそう。最近ではレトロだったりポップな色調だったりする写真が撮影できるミラーレス一眼などの多機能カメラがお手頃価格で購入できることと、スマートフォンで撮った写真をコラージュできる無料アプリなどがあることも、コラージュ人気の背景にあるようです。

 講座にはオトナ女子がたくさん集まり、会場は熱気ムンムンでした。

コラージュのつくり方の前に、写真ブロガーとして知られるフォトグラファーの鈴木知子さんから写真の撮り方のアドバイスも。
 コラージュの講師は、クラフト作家の井上陽子さん。基本的には好きなものを何でも切り貼りしていけばOK。

 うまくつくるコツとして教えてもらったのは、一つは色と素材のバランスを考えるということ。白と茶など、トーンをそろえると統一感が出て大人っぽくなります。一方、カラフルな色をたくさん使う場合は、ごちゃごちゃした感じにならないよう色の組み合わせを考える必要が。「洋服を選ぶのと同じように色のバランスを考えるといいですよ」と井上さん。なるほどー、と納得。文字を載せるときは大小組み合わせる、手描きのイラストなどを入れるとアクセントになるとのことです。

 もう一つは、何を見せたいのかを考えること。どういうテイストで作りたいのか、メーンとなる素材を決めて、その上に素材を足し引きしていくのがコツとか。

「オリジナル感を求めて紙を染めたり、文字を作ったりなど、素材を一からつくることで、自分の『好き』を形にできます」と井上さん。
 そして、ワークショップがスタート! 井上さんからのアドバイスをもとに、コラージュ封筒をつくりました。つくる手順は以下の通り。

(1)既製の封筒をばらして展開する

市販の封筒ののりがついた部分を、カッターを使ってきれいにはがす…ところで早くも失敗。のりしろの部分が破けてしまった(涙)
(2)封筒の下地として使う素材を選ぶ

好きな写真などをA4サイズにプリントするといい。ここで、かわいくしたいのかシックにしたいのかなどイメージを膨らませておく。
私は読み終えた某ファッション誌のページを破ったものを使うことに。イメージはふんわり、乙女チック!
(3)下地の素材の上に貼っていく。ポイントとなる写真や絵柄、色などを決める

いざ貼るとなると、何から貼ればいいのかで多くの人が悩んでいたところ、井上さんからは「貼って失敗したら上から別のものを貼ることでカバーできる」とアドバイスを受けた。気がラクになった!
私は封筒の内側からつくった。内側になる部分に持ってきた別の紙をペタッと貼る。
その上にマスキングテープを貼る。色を淡いグリーン系で統一してみた。
家にあった、スモーキーな色の写真がコラージュされた紙。
一部分を手でちぎってさらに貼る。手ちぎりはいい味が出るのでオススメ
(4)封筒の型どおりに切り抜いて封筒に仕立て、細かい部分の調整をする

いざ封筒の形になると、思っていたよりも柄の見え方が少なくて寂しかったので、ストライプのマスキングテープを足した。ちなみにのりしろが上に出てしまっているのは間違い。子どものころから立体のものを作るのが苦手だったなぁ。
(5)最後に足りない部分を補って完成!

封筒の外側にはピンクのマスキングテープ、猫の写真を切り抜いて貼った。ちょっと物足りなかったので、さらにその上に蝶柄のマスキングテープをちぎって貼った。
 コラージュが完成したところで、どんなイメージでつくったのかを発表し合いました。フランスを旅行したときの思い出など、素敵なコンセプトの作品がたくさん。参加者からは「友達の誕生日プレゼントにコラージュしたものを贈りたい」「ブログの壁紙にしたらかわいいかも」などといった声が挙がりました。コラージュ女子、ちまたに増殖していきそうな予感!

はにかみながらも自分の作品を発表。それぞれの個性が出ていて、同じものが一つとしてない!
 講座は封筒を作って終了でしたが、お土産にカスタムデザインができるタンブラーをもらいました。http://www.markless.jp/products/detail.php?product_id=1610&reco=11(台紙もこちらで印刷できる)

 せっかくなので家で“自主練”しなくちゃ。早速タンブラー用のコラージュをつくることに。日々使えるタンブラーなので、何か自分に向けたメッセージがほしいなーと思い、今度は文字を生かしたコラージュにしました。

東京マラソンの前日に行ったEXPOでもらったフリーペーパーの広告。フォントがかわいくてメッセージ性もたっぷりな素材にひとめぼれ。
タンブラー用の型紙があるので、これに合わせて切ってから上にどんどん貼っていくことに。
(写真左上から時計回りに)「coffee」の文字が入った版画が刷られた紙、チョコレートの包装リボン、雑誌の切り抜きイラスト、雑誌の写真。
 これらを使ってコラージュしました。質感が違う紙、リボンなど素材が違うものをミックスさせたのが自分なりのこだわりです。絵心があれば手描きしたいところだけど素材頼みで!

完成作品。われながらかわいい!とホクホク、大満足。
 できたものをタンブラーに入れて見ました。ところが落とし穴がここに……。

完成すると筒状になることをすっかり忘れていました。バランスよく散らしたはずの素材が、継ぎ目の部分で重なってしまった。
 うわーん、失敗。もしかしたら、人から見ればOKかもしれませんが、自分の中の基準というか、美意識として許せないのです。創作意欲に火がついてしまったのか、そもそも創作意欲というのが自分にあったのが驚きですが、納得できるものをつくり直したくてもう一つつくりました。今度は文字を生かしつつ、自分の好きなものを集める、をコンセプトにしました。

好きなブランドからもらったアーティスティックなポスター。使い道がなかったし紙の厚さと質感がちょうどよかったので使うことにした。
型紙に合わせて切り取ったあと、レースの紙コースターを貼り付けたところ。色のトーンを合わせてみた。
薄紫の格子模様の紙を星型に切り抜く。あえてフリーハンドで描いてゆる〜く見せる。
切り抜いた雑誌の写真やイラストをランダムに貼る。素材のトーンを統一することだけ注意した。さし色に蛍光オレンジの模様のマスキングテープを貼る。文字やイラストの上にあえて重ねた。
完成。マイブームのくちびるモチーフを目立たせてみた。
今回は継ぎ目を意識してつくったのでバランスもOK!
 満足できるものが完成すると楽しい! タンブラーは友達にプレゼントに喜ばれそう。そのためにも、「コラージュ力」をアップさせたいと思います。講座での講師の一人、ライフスタイルプロデューサーの村上萌さんは、日頃から自分の好きなものを集め、ブログやスクラップ帳にコラージュ(=整理)することで、やりたいことが実現したり会いたい人に会えたりしたそう! 楽しみながら自分らしさを見つけて表現できるコラージュに、しばらくはまりそうです。

 いざ素材を探してもなかなか見つからないので、普段からコツコツと集めておくのがオススメ。マスキングテープも気に入ったものを見つけたらストックしておくといいと思います。コラージュ素材が無料でダウンロードできるサイトがいくつかあるので活用してみてください。

■WOLCA
http://www.wolca.info/campaign/sozai_campaign.html

■collage images
http://www.flickr.com/photos/22758150@N06/sets/72157603699573819/