試合 :ブンデスリーガ 第25節
開催日:2012年3月10日
結果 :ヴォルフスブルク勝利
スコア:「3−2」
得点者:キースリンク ヘルメス デヤガ OG デルディヨク

○ ヴォルフスブルク

FW:ヘルメス マンジュキッチ
MF:デヤガ ポラク トレーシュ シェファー
DF:ロドリゲス フェリペ ルス 長谷部誠
GK:ベナーリョ

FW:ポルター マンジュキッチ
MF:シェファー クノシェ マドルンク デヤガ
DF:ロドリゲス フェリペ ルス 長谷部誠
GK:ベナーリョ

○ バイヤー・レヴァークーゼン

FW:シュールレ キースリンク
MF:アウグスト
MF:ロルフェス ライナルツ ラース・ベンダー
DF:カドレツ トプラク シュワープ カストロ
GK:レノ

FW:キースリンク
MF:シュールレ アウグスト ベララビ
MF:ライナルツ ラース・ベンダー
DF:カドレツ トプラク シュワープ カストロ
GK:レノ

FW:デルディヨク キースリンク
MF:シュールレ アウグスト ベララビ
MF:ラース・ベンダー
DF:カドレツ フリードリヒ シュワープ カストロ
GK:レノ


1点ビハインドの前半32分、左SBのロドリゲスからの一発のサイドチェンジのパスを受けた右SBの長谷部が、ドリブルでアタッキングサードまでボールを運び、そこからセンタリング。ニアをすり抜けてバウンドしたボールがファーにいたヘルメスにピタリと合い、それをヘルメスが楽々と頭で押し込んで、ヴォルフスブルクが同点としました。

この同点ゴールの少し前、前半27分にロルフェスが負傷で交代となり、ベララビという選手を入れて、レヴァークーゼンは「4−3−1−2」から「4−2−3−1」へシステムを変えていたと思うのですが、2トップのままなのか左SHなのか、シュールレのポジションが曖昧になっており、それで長谷部のゾーンがエアポケットになっていました。

そして、前半45分には、低い位置からのリスタートでしたが、蹴られたボールをマンジュキッチが右サイドの高い位置でヘディングで競り、その裏にこぼれたボールをデヤガが拾って、そのまま右サイドから強烈なシュートを決めました。これでヴォルフスブルクがスコア「2−1」と逆転に成功し、そのまま前半は終了します。

そして、後半ですが、後半12分、ボランチのライナルツに代えてFWのデルディヨクを入れ、システムを「4−1−3−2」へと代えて、レヴァークーゼンが攻撃的になります。しかし、その4分後の後半16分、ヴォルフスブルクが中盤でボールを奪い、左からのロングフィードを受けたマンジュキッチが右サイドを追い越したデヤガにパス。

デヤガの折り返しがレヴァークーゼンの左SBのカドレツの足に当たってゴール。という事で、ヴォルフスブルクが3点目を奪います。この試合のレヴァークーゼンは、中盤の繋ぎのところでミスをする事が多かったり、また、交代采配を行なった直後に2つ失点したりと、全体的に精彩を欠いていましたね。ヴォルフスブルクが良かったというよりも、レヴァークーゼンが悪かった、という印象の試合でした。

という事で、これでスコア「3−1」としたヴォルフスブルクが、最後に1点を返されてしまったり、その後にも同点にされそうなピンチを作ってしまったり、というヒヤヒヤな感じではありましたが、スコア「3−2」で勝利した、という試合結果になりました。これでヴォルフスブルクは第21節ぶりの勝利となりまたし、長谷部のアシストもありましたから、ここからチーム状態を上げて欲しいなと思います。

但し、やはり、相変わらずスタメンがころころ変わっていますし、個々の選手の起用されるポジションもころころ変わっていますし、それが大きな原因なのかどうかはハッキリしませんが、この試合でも守備は不安定だったので、そこが改善されない限りは、なかなか上昇気流には乗れないのかな、という気はします。