そのコンプレックスを際立たせるさせるための象徴としてタクムがいるような気がします。

僕と似ている部分があるかというと、中学の頃、剣道を、やって……いなくてですね(笑)、また中学の頃、彼女もいなかった(笑)。

似ているところはないですね。

でも、だからこそ思い切ってやれるようなところもあって、なるべくさわやかにみなさんに接していけるようにしたいと思います。

後々の好感度がすごく気になるキャラクターです(笑)」――最後に、これからTVアニメをご覧になる皆さんに一言メッセージをお願いします浅沼「ハルユキがかわいらしい感じで、小さいんですね。

なので、ハルユキの目線とかになったりすると、今までにない構図になったりしていて、見ていて面白いです。

まるでゲームをプレイしているどころか、ゲームの中に入り込んでしまったような感覚を味わえるアニメだと思っています。

第1話が400カット以上もあって、普通のアニメの1.5倍くらいあったんじゃないかなと。

力が入っているなぁと思いました。

スピード感も味わえると思うので、そういうところを楽しみにしていてください。

難しい言葉がたくさん出てくるのですが、『考えるな、感じろ』というアニメだと思っていますので楽に楽しんでください。

よろしくお願いします!」豊崎「浅沼さんもおっしゃっていたように、カット数もすごく多くて、原作にあるスピード感やバトルの展開の感じや世界観などを映像化した時にどうなるんだろうと私自身すごく楽しみにしていました。

それを『サンライズさんが!』となるともうこれは期待せずにはいられなくなっています。

ブレイン・バーストのシーン、ゲームの場面のアクションシーンはものすごく楽しみで、みんなのアバターが動いて戦ってという『動きだす』というところがすごく楽しみです。

あとは、チユリを演じている中では、カッコいいバトルシーンだけでなく、戦っているアバターの中にいるのはちゃんとした人間で、しかも中学生、15歳までの子たちが一生懸命考えて、悩んで恋をして、泣いたり怒ったりして、という感情の描写がしっかり隠されているので、そういう部分も大事に演じていきたいなと思っています。

たくさん出てくるキャラクターの中にはきっと、共感出来る子、かっこいいなと思う子がいるはずなので、自分に似ている子を探しながらとか……見ていただいてもいいのではないかなと思います。

どうぞよろしくお願いします」三澤「原作を読んだ時に、難しい言葉や、未来っぽい設定がいっぱいあって、これが映像になったらどうなるのだろうと自分の頭の中なんとなくはイメージを作ることが出来たのですが、実際どういう機械を使っているか、とか、そういう原作の挿絵にない部分はやはりわからず、『なにか首についているんだろうな』だとか曖昧なところがありました。

でも、それが日常生活に当たり前のように溶け込んでいて、そんな世界がもしかしたら何十年後かに出現しそうな雰囲気があるというか、今も世界中のどこかのハイテクな国ではありえるのではないかと思えるリアリティも感じられました。

そうだったらいいなと思える、ワクワクする世界が『アクセル・ワールド』の中には広がっていて、その中でもブレイン・バーストというゲームでは、たくさんの人がいて、いろいろな分身、アバターがいます。

そこで戦っている中の人の戦う目的というのは一人一人違うと思うんです。

ただ、『勝利を追い求めたい』とか『仲良くなりたい』とか、本当にいろいろな人がいて……。

ゲームの中が、普通の世界と同様に、ちゃんと人がいて、技でぶつかるというのもあるし、心がぶつかるということがすごくある作品だと思います。