もし自分より先に友達が内定を取ってしまったら

写真拡大

 仕事でも恋愛でも、人間には「嫉妬」の感情がつきものです。
 例えば就職活動などもそうで、自分は何社も落ち続けているのに、友だちは早々と内定を取った、あるいは同じ企業を志望していた友達は内定を取ったのに、自分は落とされた、などという状況になったなら思わず友達に嫉妬しまうものかもしれません。また、逆の立場なら友達から嫉妬されるのが辛いということもあるでしょう。
 何かと付きまとう「嫉妬」と、私たちはどう折り合いをつけていけばいいのでしょうか。
 今回は『たった2分で凹みから立ち直る本』(千田琢哉/著、学研/刊)から「嫉妬」からくる落ち込みへの対処法を紹介します。

■友人が成功を収めたら拍手する
 テレビで見ているだけのスポーツ選手や有名人を祝福するのは簡単ですが、身近な人が自分の欲しかったものを手に入れた場合、祝福するのにどうしても抵抗を感じてしまいがちです。就職活動もそうですし、恋愛でもこういった状況になったら、友だちを素直に祝福しがたい気持ちになるでしょう。
 ここで嫉妬して足を引っ張ることも選択肢の一つ、実際に多くの人がそうしています。
 しかし、幸せな人生を送りたいのであれば、悔しくてもその友人を祝福してあげましょう。もしその時に心から拍手できていないのなら、自分はまだまだ成長できていないということに気づくことができますし、心から拍手できたならあなたは着実に前に進んでいます。

■優秀な後輩に抜かしてもらうと、将来あなたも出世する
 企業に限らずあらゆる組織において、後輩に抜かれることほど悔しいことはないでしょう。自分の方が長く働いているにも関わらず、あとから入ってきた人が出世するということは、自分の能力が劣っているということを認めざるを得ません。これも嫉妬を生みやすい状況ですが、ここで腐ってしまう人とそうでない人では、その後の人生に大きな差ができることは言うまでもありません。
 先輩より先に出世していくだけの人材なら、将来は取締役や社長になる可能性もあります。その後輩の出世を嫉妬心から邪魔するのではなくサポートしてあげれば、あなたにもチャンスが訪れる機会は増えるはずです。

■軽く見られるのは性別ではなく、能力が原因
 「女だから舐められている」「あの取引先は男が行っても相手にしてもらえない」など、仕事をしていればうまくいかないことを性別のせいにしてしまいたくなることもあります。
 ただ、以前なら性別によって相手を軽く見るような会社もありましたが、今はそういった会社は激減していると、著者の千田さんはいいます。
 あなたに本当の実力があれば性別の違いなど問題にならないはず。
うまくいかないことを性別のせいにして、人をやっかんだりするのではなく、少しずつでも着実に自分の能力を磨きましょう。

■嫉妬されることは幸せなこと
 ここまでは嫉妬する側について書いてきましたが、嫉妬はされる側も嫌なものです。実力や才能がある人には嫉妬がついて回るもので、それを避けるすべはありません。
 嫉妬されるのがわずらわしいと思ったら、それを避けようとするのではなく、いかに嫉妬を付き合っていくかを考えた方が得策です。
 その秘訣は、嫉妬すらされない圧倒的多数の人々と比べたら、嫉妬されるだけ幸せだと考えること。嫉妬との上手な付き合い方を覚えて、自分の能力をさらに伸ばしましょう。

 本書には嫉妬だけでなく、仕事や恋愛、お金からくるあらゆる気持ちの落ち込みから抜け出すための考え方が解説されています。
 自分の気持ちをうまくコントロールできるようになるだけで、毎日の生活は大きく変わるはずです。嫌な気持ちを後々まで引きずらないように、気持の整理のしかたは学んでおいて損はないでしょう。
(新刊JP編集部)


【関連記事】 元記事はこちら
“やりたいことが明確”だけど“失敗に弱い”20代の傾向
大学時代に“1万冊の本”を読んだビジネスパーソンの正体
「あいつよりましだ」は思考停止のはじまり
これから衰退していくであろう企業に見られる兆候