6日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、アーセナルはミランにホームで3−0と勝利した。だが、合計スコアでは3−4とベスト8進出ならず。アーセン・ヴェンゲル監督はフェアプレーを脇に追いやり、判定への不満を表している。

拍手を受け、胸を張って帰宅することもできたはずだ。だが、彼にとってそれが不十分だったことは、明らかである。前半だけで3点を奪い、大逆転の快挙に迫ったアーセナルだったが、延長戦まで持ち込むことはできなかった。

ヴェンゲル監督はロスタイムに合計スコアで追い付くことも期待していたようだ。主審による3分間のロスタイムについて、ヴェンゲル監督は第4審判に不満を示した。同監督は「ミラノでの試合では、前半にあまりに我々に不利な判定があった。そして、今日も同じだ」と話している。

一方で、ヴェンゲル監督は次のように続け、チームに賛辞を送った。

「我々はファンタスティックな試合をした。後半はエネルギーが尽きてしまったけどね。今夜の我々はプライドを取り戻したんだ。すべてを尽くした。選手たちに責めるべきところは何もない。複数の選手が、万全のコンディションではなかったからね」

「ラスト20分間で何度かチャンスをつくれるように願っていた。だが、そのときには必要なプッシュが足りなかったんだ。後半にもっとアグレッシブになることを期待したが、ピッチにはあまりに多くのストライカーがいて、パッサーがいなかった。それに、チームはこの上なく疲れていたんだ」