昨年9月、日本人女子大生が韓国で行方不明になったとして、韓国の警察が捜索を行ったところ、無事存在が確認された事件があった。その後、彼女は韓国内で不法滞在を続け、韓国を訪れる日本人観光客に対し、滞在費の借金を申し入れるなどの行為を繰り返しているという。韓国の複数のメディアが報じた。

 韓国メディアは、「失踪日本人女子大生、訪韓観光客相手にもの乞い行為」「愛の逃避の女性が日本人観光客相手に」と題し、現在の様子を伝えた。

 昨年9月26日、観光のため韓国に入国した日本人女子大生Aさんが、同年10月6日、宿舎であったソウル明洞(ミョンドン)のある観光ホテルを出た後失踪し、韓国の警察当局が大々的な捜査に入ったが、単純な「愛の逃避行」だとして捜査を終結した事件があった。

 日韓両国で話題となった女子大生失踪事件は、うやむやのうちに両国国民から忘れられたようだったが、まだAさんは韓国にとどまっていた。しかもAさんは、韓国を訪れる日本人観光客を相手に、滞在費を得るために物ごいのような行為をしているとして、周辺の人々を驚かせているという。

 この事実は、Aさんの動向を追跡してきた韓国関係当局の調査の結果明らかになったと伝えられている。Aさんは韓国観光情報サイトなどのインターネットを介して、韓国を訪れる日本人観光客と知り合い、チャットを通じて携帯電話番号を入手。「日本に帰ったら、すぐに返す」と約束し、合計5回にわたり約300万ウォン(約21万8000円)の滞在費を受け取ったとみられる。

 しかし、その約束とは異なり、Aさんはいまだに韓国に不法滞在している状態にある。これらの事実は韓国を訪れたAさんの両親と駐韓日本領事館もすでに把握しており、日本領事館と韓国警察関係者は、Aさんが韓国を訪れるほかの日本人観光客を相手に同じ被害を与える可能性が濃厚だとして、Aさんの動きを引き続き注視している。

 一方、日本人の被害者からはAさんから金銭的詐取にあったと韓国警察に申告した事実は1件もなく、韓国警察関係者は推移を見守っていると説明した。(編集担当:李信恵・山口幸治)