<フライ級/5分3R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
Draw.引き分け
イアン・マッコール(米国)
※一度はジョンソンの判定勝ちとコールされたが、大会後Zuffaが裁定ミスを公表し、ドローに。両者は再戦を行う予定

昨年2月に山本KID徳郁を破り、さらに5月に元WEC世界バンタム級王者ミゲール・トーレスを下して、10月にUFC世界バンタム級王者ドミニク・クルーズの牙城に挑んだデメトリウス・ジョンソンと、TPFフライ級王者イアン・マッコールがとフライ級王座決定トーナメント準決勝で激突。

ジョンソンの右ローに、右フックを被せるマッコール。序盤から素早い動きを見せる。ジョンソンの左ミドルの直後に、組みついたマッコールはそのままテイクダウンを奪うと。マウントを狙ったマッコールだが、起き上がったジョンソンが足を払いトップに、そのままスタンドへも戻る。

左右のフックから首相撲、ヒザ蹴りを突き上げたジョンソンに対し、マッコールはエルボーを放っていく。ジョンソンの左ハイを払い、テイクダウンに成功したマッコールは、バックに回り込もうとしたが、ジョンソンは立ち上がる。

左ジャブから前に出たジョンソンを、右で待ち受けるマッコール。ジョンソンは後ろ廻し蹴りを見せるが、スピードで翻弄することはできない。シングルレッグで組みついたジョンは、離れ際にフックを打ち込み、マッコールがふらつく。

すかさず距離をつめてワンツーから、シングルレッグ、再び右フックを放っていくジョンソン。マッコールも持ち直し前に出るが、ジョンソンは、スウェイで突き放し、左ハイを蹴り込む。両者の目に見えない駆け引きが交錯するなか、あっという間に最初の5分間が終了した。

2R、シングルレッグからフックを見せるジョンソンが、ケージにマッコールを詰めて連打を放っていく。マッコールもパンチを返し、試合はオクタゴン中央へ。サウスポーに構えるマッコールはスイッチして、右フック、右ローを見せる。

ジョンソンもスイッチを繰り返し、右フックを打ち込んで、スッと距離を取る。と、マッコールの右ローが急所を直撃、ジョンソンにインターバルが与えられる。再開後、ジョンソンは左ミドルをヒットさせ、素早い出入りを見せる。さらに左ローを入れたジョンソンが、スイッチを織り交ぜて、マッコールを翻弄する。

離れ際のパンチが有効なジョンソン、マッコールは前に出るが、やや隙が大きいか。パンチから組みついたマッコール、ジョンソンは態勢を入れ替えると、両者がエルボーを繰り出す。組みついたマッコールは、ダーティボクシングを見せるも、ジョンソンは距離をとって、前にマッコールが出てくるところにパンチを打ち込む。

両者揃って、パンチを被弾するシーンが初回より多くなった2R、ここも攻勢はジョンソンだった。インターバル中に「テイクダウンからエルボー、パウンド」という指示を受けたマッコール。いかにテイクダウンのタイミングを掴むか。

ローを蹴り合った両者、マッコールは左を伸ばすが、ジョンソンも左ミドルを蹴り込む。マッコールのローで、ややバランスを崩したジョンソン。マッコールが急所を打ちで動きが止まるが、レフェリーがストップを掛けなかったため、ジョンソンがパンチを連打する。

リズムよく右ローを蹴るジョンソンが、ヒザ蹴りを見せると、ここでマッコールがテイクダウンに成功する。背中を付けたジョンソン、エルボーを受けるが前転からスタンドへ戻る。マッコールは、ジョンソンのパンチが大きくなると、バックに回り込み、大きく後方に投げてテイクダウンを再び奪取。さらにバックマウントを奪って、パンチを落していく。

バックキープを続けるマッコール。残り90秒でジョンソンが立ち上がり向き合う。右ミドル、左前蹴りを蹴り込むジョンソンに、再び組みついたマッコールは、バックを許しそうになりながらも、ジョンソンを前方に振り落して、マウントへ。バックからパンチを連打するジョンソン、上を向いたジョンソンに拳を落し続け、マッコールはタイムアップの時を迎えた。

差がなかった1R、ジョンソンが攻勢だった2R、最終回はマッコールが明確にとっており、本来であれば2P差がついてもおかしくない。気になる裁定結果は、スプリットでジョンソンに。しかし、大会後、裁定ミスが分かり、結果はドローに変更された。