2月29日のドイツ対フランスの一戦は、2−1でフランスが勝利した。この一戦で主役の一人となったのが、マルセイユのフランス代表MFマテュー・ヴァルブエナだ。だが試合後、同選手は脚を引きずっていた。

マルセイユはインテルとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグを控えている。すでにFWロイク・レミーもケガで失っているディディエ・デシャン監督だけに、さらなる離脱者とならないか、指揮官としては心配なところだ。さらに、マルセイユはFWアンドレ・アイェウの出場も危ぶまれている。

『レキップ』から「8」点、『パリジャン』から「8.5」点と、ドイツ戦で高い評価を受けたヴァルブエナは、インテル戦への出場を目標にしている。だが、同選手は脚を痛めており、デシャン監督は今週末のリーグ戦で彼を休ませるだろう。

一方で、肩を痛めていることを認めたA・アイェウも、週末のリーグ戦を欠場するかもしれない。同選手は最近、何度か脱臼しており、アフリカ・ネーションズカップの際には、1試合のうちに2度も肩が外れるという経験もしている。

今のところ、A・アイェウは手術をしない考えだ。手術となれば、シーズン中の復帰が絶望となるからである。だが、もしも状況が悪化するようなら、手術は避けられなくなるだろう。

2月中旬に負傷したレミーについては、1週間以内に通常練習を再開すると見られている。だが、負傷者続出という状況で、FWアンドレ=ピエール・ジニャクにチャンスが訪れるかもしれない。昨夏も1月もデシャン監督が放出を試みた同選手は、年末に負傷していたが、すでに練習へと復帰している。ただし、デシャン監督はジニャクについて、終盤に投入するジョーカーとしてしか見ていないようだ。