「アベーテの介入は適切ではなかったと思う。会長は毎週、すべての監督の発言にコメントするか、決してしないかのどちらかだ。コンテの発言にだけコメントするのは、品格の欠如だと思う」。イタリアサッカー連盟のジャンカルロ・アベーテ会長のカルチョーポリに関する発言について、ユヴェントスのアンドレア・アニェッリ会長がこのように語った。

ユーヴェのアントニオ・コンテ監督は、自軍にPKが与えられない理由について、「振り返ってみるべきだ」と話し、カルチョーポリについてほのめかした。これに対し、アベーテ会長は「煩わしくは思っていない。だが、悲しいね。イタリアサッカー界の一部の現実であるカルチョーポリが話題になるのは慣れている」と話した。

これを受け、アニェッリ会長は冒頭に続き、「誰もが品格についてよく騒いできたね。我々は我々のことについて話してきた。だがこの数日、私はユーヴェについていろいろと話題になっているのを耳にしたよ。これは納得できない。私は、それぞれが自分たちのことについて話すべきだと思う」と述べている。

だが、アベーテ会長は「構造的に騒動を起こしたいという意欲があるなら、それが私によるものではないのは確実だね。私の役割からいっても、私の発言は最大限のバランスと、ビッグクラブたちへの敬意を表しているものだ」と反論した。

一方で、アニェッリ会長は、スクデット争いにおいて重要な一戦となるかもしれない25日のミランとのビッグマッチについて、「ミランが有利だ。彼らはイタリア王者だよ。素晴らしい試合になるだろう。我々は冷静に試合へ臨む」と話している。